ホノルルのチャイナタウンでメキシカンカクテルとメキシコの家庭料理
カリフォルニアから訪れる友人たちから「ハワイって、メキシコ料理のレストランが少ないのね」とよく指摘されます。確かに、アジアから多くの移民がやってきたハワイでは、和食や中華料理などのアジア系のレストランは多いのですが、実際メキシコ料理店は数えるほどしかありません。
そんなメキシコ料理に馴染みのないハワイの人びとのために、メキシコ出身のフリオ・ギタレスさんが「ハワイの人に本物のメキシコの家庭料理を味わってほしい」と、2020年10月にホノルルのチャイナタウンに「Tlaxcalli(トラシュカリ)」をオープン。フードカートを経営していたお母さんから料理の手ほどきを受けたフリオ・シェフ。なんと7才の頃には、お母さんの右腕として料理の腕をふるっていました。
なかなか発音しにくい店名の「Tlaxcalli(トラシュカリ)」は、アステカの言葉で「トルティア」という意味だそうです。この辺りからも、フリオ・シェフのこだわりがうかがえます。
オープンして1年が過ぎ、アルコール飲料の提供も可能となったので、フリオ・シェフはメキシコ料理に合うハワイのカクテルを出すことにしました。そして、もちろんカクテルに合う新しいメニューも考案。
今日は、そのなかからいくつかのカクテルとお料理を紹介します。
▲(左上から時計回りに:サングレ・タラ・フマラ、アペロリタ、テパシェ・クーラー、チャロ・ネグロ)
▲カマロネ・ザラウデアドス(グリルしたエビ):プリプリした新鮮なエビ。大きいので殻もむきやすかったです。
▲カマロネ・クチャラチョス(グリルしたエビのホットソース和え):辛過ぎないこのホットソースは、食べるラー油のメキシコ版! エビにもよく合います。
▲チチャロン:外側はパリッパリ、中はシットリ柔らかいポーク。カクテルとの相性もよかったです。
▲カヨ・デ・モハラ(白身魚のセビチェ):セビチェは魚介類をシトラス果汁でマリネしたお料理です。さっぱりとしていてハワイで食べる前菜にオススメです。
▲アグアチレズ(エビのセビチェ):こちらもさっぱりとしていて美味しくいただけます。
▲ペスカド・アル・アドボ(白身魚のアドボ、二種):フィリピンのアドボが有名ですが、メキシコ料理にもスパイスの香りが高いアドボがあります。トラシュカリでは、バナナの葉に包んでいます。
▲エスキテス:コーンたっぷりのマカロニ&チーズは人気メニューです。
▲筆者のお気に入りのオレンジのカクテル
▲シナモンの香り高いチュロス味のカクテル。デザート代わりにどうぞ。
▲メキシコ特産蒸留酒のメスカルを使ったさっぱり系のカクテル。スモーキーなメスカルは、メキシコ料理によく合います。
▲メスカルをマルゲリータ風に
▲メスカルをオールド・ファッション風に
チャーミングな店内のトラシュカリですが、屋外席もあって人気です。次回のハワイ旅行の際には、ぜひ夜風に吹かれながらハワイの食材を使った本格的メキシコ料理とカクテルを楽しんでみてください。
■トラシュカリ(Tlaxcalli)
・住所: 1128 Smith Street, Honolulu, HI 96817
・電話: (808) 888-5200
・営業時間: 月~土曜日 11:00~14:30 17:00~20:30
日曜日(ブランチ) 9:00~14:00
・URL: http://tlaxcalli.com/
・インスタグラム: @tlaxcalli_hawaii
・フェイスブック: @tlaxcallihawaii
筆者
ハワイ特派員
小嵜 有美
昭和、平成、令和にわたってホノルル暮らし。現在はフリーで編集者/ライターそしてハワイ企業の広報担当として活動中。ハワイの食ならお任せください!
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