ワクチン接種証明提示が解除されるサンフランシスコ。今週の様子

公開日 : 2022年03月11日
最終更新 :
筆者 : Katie M
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サンフランシスコのブリード市長は2022年3月9日の会見で、市内の屋内飲食店やジムなどで義務付けされているワクチン接種証明の提示を3月11日から廃止すると発表しました。ウィズコロナ対策が本格的に始まったサンフランシスコ、今週の様子をレポートします。

3月11日から変わること

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明日3月11日から解除されるのが、屋内利用の際に義務付けされていたワクチン接種証明の提示。今までは、レストラン・バー・スポーツジムの利用の際にワクチン接種証明書・もしくはコロナ検査の陰性証明の提示が必要でしたが、今週金曜日からはこちらが無効になります。2月16日から始まった屋内でのマスク着用義務の解除に伴い、いよいよウィズコロナの生活が本格的にはじまります。

今週末からは、誰でも自由に、ソーシャルディスタンスやマスクを気にせず屋内での飲食が可能ということになります。

市内にホールフーズマーケットのフラッグシップ店がオープン

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3月10日に、サンフランシスコの市内ミッドマーケット地区にホールフーズのフラッグシップ店がオープンしました。場所はマーケット通りと8丁目の角で、ツイッター本社からは歩いて数分の距離。こちら2021年の年末にオープン予定だったのが、コロナ禍の影響で延期されていましたが、ついに今週オープンの運びとなりました。

約6,000平方メートルの広さの店舗には、約3,700種類もの野菜やチーズなどローカル産を対象にした商品が陳列されています。厳しい自社の品質基準を持ち、仕入れる商品は、硬化脂肪や異性化糖をはじめ、150種類もの人口着色料や保存料などの添加物が排除することで知られるホールフーズ。今回オープンした店舗はユニオンスクエアからも徒歩圏内なので、観光途中にも手軽に寄れる場所として活躍しそうです。

今週のサンフランシスコの様子

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1月中旬にオミクロンピークアウトを迎えてから約1ヶ月半、屋内マスク規制が解除されてから約1ヶ月、サンフランシスコでは徐々にオフィスも再オープンし、コロナ禍前の通勤ラッシュの風景が戻ってきました。マスクの着用に関しては、屋外で約半数・屋内は80%が着用している体感です。レストランやカフェを含む飲食店は通常通りの営業を続けていますがいまだにパティオやパークレットでの屋外飲食が人気です。

サンフランシスコのワクチン接種状況

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市の公式ウェブサイトによると、今週の5歳以上を対象とした接種率は1回目が90%、2回目の接種率は87%。先週に引き続き今週もこの数に変化はありません。

ちなみにカリフォルニア州の郡で一番ワクチン接種率が高いのは、メキシコとの国境にある「インペリアル郡」の93.2%、続いてサンフランシスコから湾向かいにある「マリン郡」で90.1%となっています。サンフランシスコ郡は現在第5位の85.8%。すぐ近隣に90%を超えた地区があるので、もしかしたら到達するのかもしれませんが、かなり先の話になりそうです。

カリフォルニア州の感染状況

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今週のカリフォルニア州全体の感染状況。州の公式ウェブサイトによると、州全体の1日あたりの平均新規感染者数は5,267人。先週よりさらに数が減少しています。5,000人台まで減少したのはオミクロン株が拡大する直前の12月初旬以来。ここ数週間は落ち着いた状態です。

過去8週間の人口10万人あたりの感染者数は9.7人。遂に10人を下回りました。過去8週間の感染テストの陽性率は1.9%。こちらも順調に減少中です。今週の2度目のワクチンの接種率は74%。ブースター接種率は57.1%。今週遂に57%台に到達しました。

最後に

この記事を書いている2022年3月10日現在、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は13万2,259人・感染による死亡者数は812人。先週の13万2,115人と比べると今週の増加数は、144人。1日の平均感染者数は20人。なんだか信じられませんが、先週のわずか1/10にまで減少しています。ほぼ市内に感染者数がいないのでは?と思えるレベルですが、この数が継続するのか来週もレポートします。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

Katie M

18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。

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