コロナ禍に勇気と希望を...県内唯一の即身仏「弘智法印 宥貞」@浅川町
浅川町小貫地区にある貫秀寺へ行って来ました。
県内唯一の即身仏「弘智法印 宥貞」を初めて拝観します。
【町公式サイト:貫秀寺 即身仏「弘智法印 宥貞」】
貫秀寺の即身仏は、6都府県で開催された特別展での展示のため暫く不在となっていました。
地元で拝観出来るのは約2年ぶりとあって、先月の2022年2月20日には帰還を祝う式典も行われています。
即身仏の安置されている薬師堂
なお、常時施錠で管理人が常駐しないため、突撃的な拝観は不可となります。
訪問に当たっては、役所担当課への事前連絡が必要です。
【浅川町役場 農政商工課:0247-36-1183】
薬師堂内部へ。
即身仏を正面奥に、右手側は略歴を記した年報や3.11の被害に関する資料等。
左手側に薬師如来像、入定石棺、木棺が置かれています。
そして、管理人さんのお話もまた貴重です。
(管理人さんは、別に本業をお持ちの実質的なボランティア)
即身仏「弘智法印 宥貞(ゆうてい)」
今から300年以上前、この地で流行していた疫病から人々を救うため入定したとされています。
生きた状態で石棺に入り、絶命するまで読経を続ける壮絶な荒行は、当時92歳でのこと。
コロナ禍に喘ぐ今、この地に再び勇気と希望をもたらしてくれることでしょう。
とても穏やかなるその表情に、万感の思いでそっと手を合わせます。
薬師如来像と入定石棺
上画像の石棺の中に納められた杉の木棺
発見時はバラバラだったそうですが、保存状態は現在でも使えるレベルとのこと。
薬師入定という事情と共に、国内では例がないそうです。
格子状の天井に描かれた数々の絵も美しいです。
筆者
福島特派員
bill
福島県出身&在住。自然が好きで、四季折々の美しい景色を求め東奔西走しています。
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