ロンドンらしさ満点!?路上のガム・アートを見に行ってきた♪
先日ヨークシャーから自宅へ戻る途中、ロンドンで乗り継ぎ時間が余っていました。ちょうど天気がよく暖かい日だったので、以前から行ってみようと思っていたミレニアム・ブリッジへ!
その名前が示すとおり、2000年にオープンした橋。ロンドンのテムズ川に新しい橋が架かったのは100年以上ぶりで、1894年のタワーブリッジ以来なんだそうです。
映画やドラマの舞台にもよく使われているため、見覚えある人も多いことでしょう。
そして私がミレニアム・ブリッジに来た理由が、これ。足元に点々と見えるのは、マナーの悪い人たちがペッと吐き出したガムの跡(欧米アルアル)なのですが......。
なんと! よーく見ると、そのガム跡の多くに絵が描いてあるんですよ。
これはベン・ウィルソンというアーティストによる作品。ちょっと前からSNSなどで見かけて興味があったのですが、特にこのミレニアム・ブリッジに多いと知り行ってみた次第です。
それぞれ元はチューインガムだったから、せいぜい直径4cmくらい。私のように近眼の人は、知らないで歩いてたら気づかないで見過ごしちゃいそうな小ささですねー。
ミレニアム・ブリッジの端から端まで歩きながら、たくさんの作品を発見。平日の昼間だったため通行人が少なく、ときどき立ち止まって写真を撮ってもジャマにならないのは幸いでした。
やがてスタート地点から対岸にある、セントポール大聖堂のほうに向かった時。
前方に、途上に寝そべる怪しい(?)人が!笑
驚いたことに、制作中のベンさんご本人に会えてしまいました。思わず話しかけたら、柔和な笑顔でいろいろ質問に答えてくれたんですよ~♪ 作風と同じく、気さくで癒やし系のお人柄でした!
制作中のベンさん、真剣そのもの。「大勢の人に踏まれて消えたりしないんですか?」と訊いたら、「劣化防止のためにトップコートをスプレーしているんですよ」と言ってました。
これは後で知ったのですが、日本のテレビ番組でも取り上げられたことがあるそうです。今や一般的に認知されたグラフィティと違い、まだ奇妙奇天烈なアートですもんね。
日本ならば今は路上にガムを吐き捨てる行為からして、ほとんどあり得ません。よくも悪くもロンドンらしい路上アート、実際に見に行ってみて、とてもおもしろかったです!
■記事中のアート作品およびベンさんの画像は、ご本人の了解を得て掲載しております。
筆者
イギリス特派員
小野雅子
在英30年を過ぎました。初めてイギリスへいらっしゃる方にも分かりやすいロンドン観光&文化情報を中心に、イギリス各地やヨーロッパの情報もご案内いたします!
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。