【中国・蘇州】地下鉄やバス、鉄道の運行規制が行われています

公開日 : 2022年04月20日
最終更新 :
筆者 : もりもりん

ニーハオ! 蘇州特派員もりもりんです。

蘇州では4月に入ってから今日まで毎日5~30例くらいのコロナ新規陽性者(無症状含む)が確認されています。人口約1500万人都市の蘇州市でこの数は、諸外国からするととても少ないですが、いわゆる「ゼロコロナ」政策を進める中国では、市内の新規陽性者数がゼロになるまで徹底的な規制が行われています。

鉄道の「蘇州火車駅」はほぼ利用不可

ほかの都市から蘇州に移動してきた人がPCR検査で陽性が判明した事例がありました。そのため、上海から「蘇州火車駅(苏州火车站)」まで運行する列車は現在1日に1本、「蘇州園区駅(苏州园区站)」へも1日1本のみとなっています。逆方向の蘇州から上海へも1日6本と本数は通常時に比べて大幅に削減されています。

現在、蘇州火車駅に入る入口も「北広場西側道路」からのみに制限されています。蘇州駅自体が今は緑の工事用の壁のようなもので覆われています。

地下鉄は運営停止になっている駅があります

いくつかの地下鉄の駅が運営停止になっており、通過になっています。

運営停止駅:2号線「平河」「苏州火车站」駅4号線「苏锦」「苏州火车站」「清树湾」「花港」」駅※1・3・5号線はどの駅も通常通り運営されています。ただしどの路線も1時間あたりの運行本数を減らしています。

なお、乗車の際は改札の前で係員に、健康コードと、24時間以内のPCR検査陰性証明(※追記:20日から48時間以内のPCR検査陰性証明に変更されました。)か当日のPCR検査終了証明を提示する必要があります。また検温とマスクの着用が義務付けられています。

路線バスも運行停止になっている路線があります

蘇州は路線バス網が発達しており、何百路線ものバスが運行しています。現在数十路線が運行停止、停車せずスルーになっているバス停があります。

なお、乗車の際は車掌に、健康コードを提示、検温が行われています。また車内で車両毎に掲示されているQRコードを各自のスマホで読み取り"チェックイン"して、各自の所在情報を登録することが求められています。

とにかく、不必要な外出はしないように求められています。蘇州市内では、現在多くの区域(マンション全体や、マンションの棟毎)で市政府による封鎖管理が行われています。17日に発表されているのは「封控区(※自宅からの出入り禁止)」は170ヵ所、「管控区(※基本的にマンションの敷地内からの出入り禁止)」は113ヵ所、「防范区(※人員の出入りを厳格に管理する地区)」は14ヵ所となっています。

それ以外の多くの区域は、スーパーや市場への買い物、会社に出勤するなど外出は可能です。(在宅勤務が可能な業種は、リモートワークが推奨されています。)

ただ、外出は可能といっても、大きなショッピングモールは現在市政府の指示により、モール全体が閉鎖しているところや、スーパーや飲食店のデリバリー以外は閉店となっているところが多くあります。また観光地や無料で入れる公園も閉鎖しているところがほとんどです。

地下鉄の乗客はとても少ないですし、外を走る車の数も通常時と比べてとても減っています。市民は外出を自粛している面もありますが、実際のところは外出できるところが無いという面もあります。

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