中国人が愛する食べ物「肉松(にくまつ)」とは?
ニーハオ!蘇州特派員もりもりんです。
さて早速ですが、今回はご紹介したいものは、中国人が愛する食べ物「肉松(にくまつ)」。中国人は大好きで、いろんな食べ物の中に入っています。しかし私の周りの中国在住の日本人は苦手な人が多い印象。そんな肉松をご紹介!
中国人民が愛してやまない「肉松パン」
これが肉松パン。中国語では「肉松面包(ロウソンミェンバオ)」と言います。(「肉松(ロウソン)」を「にくまつ」と読むのは、中国在住日本人独特の呼び方。)
蘇州では「肉松パン」は、チェーン展開しているパン屋ならだいたいどこでも売っています。それほど定番のパンになっています。
肝心の味は、「甘じょっぱい」。冒頭で「私の周りの中国在住の日本人は苦手な人が多い」と書きましたが、私も正直長い間苦手でした。味が苦手というより、「肉でも無い裏切られた感」のようなものがあって、苦手意識があり、肉松を避けて通って来た数年間。それがなぜか最近急に克服。苦手意識が無くなり、食べられるようになりました。今ではツナとかさきイカと同じような感覚です。
肉松パンは、だいたいどのお店も10元(約200円)前後で売られています。
「肉松」とは、チンギスハンも食べていた「肉でんぶ」
気になる「肉松」の正体は肉でんぶ。脂身の少ない肉を醤油や砂糖で調味して水分を飛ばしたもので、主に豚肉や牛肉、鶏肉が使われているようです。
「肉松」の歴史は古く、モンゴル帝国の初期に、チンギスハンがユーラシア大陸を戦乱で駆け回っていた時に、携帯していたのがこの「肉松」と粉ミルクだったそうです。マルコポーロがモンゴル兵が肉松食品を携帯していたことを記述しています。
肉松はお粥、サンドイッチなどにも使える万能選手
「肉松」のパッケージの裏の調理例を見ると、お粥、サンドイッチ、ケーキなどにも使えるようです。ネットには、豆腐の上にピータンと肉松をのせた料理「肉松皮蛋」や、牛乳に入れて飲むチンギスハンの飲み方も紹介されていました。最近克服したばかりの私はまだ経験がありませんが、いつか食べてみたいなと思います。
ここで懸命な読者はお気づきかと思いますが、「肉松」は肉製品のため、日本に持ち込むことは出来ません。中国旅行のお土産として日本に持ち帰ることは出来ないので、ぜひ旅の思い出に現地で召し上がってみてください!
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