2年ぶりに大型ランイベントが開催されたサンフランシスコ。今週の様子
サンフランシスコでは2022年5月15日に1万人が参加する大型ランイベント「ベイ・トゥー・ブレーカーズ」が開催され、多くの市民がさまざまな衣装で市内を横断しました。一方、BA.2の全国的な流行にともない、連邦政府は新たに検査キット8回分を無料で送付する公式サイトを公開しています。今週のサンフランシスコの様子をお伝えします。
大型ランイベントが2年ぶりに開催
5月15日、サンフランシスコ市内では、大型ランイベントが開催されました。「Bay to Breakers」と呼ばれるランイベントは、年から続く伝統的なイベントで、参加者は市内のサンフランシスコ湾から西端のオーシャンビーチまで7.5マイルのルートを横断します。このイベントが通常のランイベントと違うのは、風変わりであるということ。
まず、着衣は自由で、ヌードでもOK。多くの市民は思い思いのコスチュームに身を包み、楽しみながら市内を横断します。2020年・2021年はヴァーチャル参加のみでしたが、今年は開催が決行され、1万人もの参加者で盛り上がりました。
連邦政府による無料検査キットの配布が再開
5月17日から、連邦政府による無料検査キットの配布が新たに始まりました。今回は、USPSのサイトからオーダーを申し込むと合計8回分の検査キットが2回に分けられて送付されます。こちらの無料検査キットの配布はこれで3回目となり、合計16回分の検査キットが送付されることになります。
これは現在オミクロンの異種BA.2の流行が全国的に広まっていることが大きな理由とされます。アメリカ国内に住所がある方は、どなたでも申し込みが可能です。必要な方はこちらからアクセスできます。ちなみに、次回の配布は議会でウイルス対策の予算がおりてからとなり、まだ詳しいことは決まっていないとのこと。
カリフォルニア州の感染状況
今週のカリフォルニア州全体の感染状況。州の公式ウェブサイトによると、州全体の1日あたりの平均新規感染者数は9970人。このままの状態が続けば、来週には1万人に到達しそうな勢いです。1ヵ月前の数値は3600人だったため、ここ1ヵ月で3倍増加となっていますが、オミクロン流行時のように爆発的な増加とはまた違っています。
今日時点での感染者数は、のべ939万9541人。来週にでも1000万を超えることが予想されます。今週の陽性率は5%、10万人における感染者数は20.9人。相変わらず今週もじんわりと増加を続けています。
サンフランシスコのワクチン接種状況
市の公式ウェブサイトによると、今週の5才以上を対象とした接種率は1回目は>90%、2回目の接種率は88%。今週もこの数に変化はありません。
州の公式サイトによると今週の段階で、カリフォルニア州の郡でワクチン接種率が高い郡は、
1. インペリアル郡 95%
2. マリン郡 91.1%
3. サンタクララ郡 88.3%
サンフランシスコ郡は今週も5位で、接種率は86.7%。先週に比べて今週の接種率に変化はありません。
最後に
この記事を書いている2022年5月19日現在、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は14万6381人・感染者による死亡者は869人。先週の14万2860人に比べると、今週の増加数は3521人、1日の平均数は503人。先週の平均数370人と比べてると今週も増加しています。
過去1週間の陽性率平均は10.3%・10万人における感染者数は49人。こちらも増加傾向からのシフトの変化はありません。
筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
Katie M
18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。
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