城西地区の寺町を歩く ~津山城下町~

公開日 : 2022年05月21日
最終更新 :
筆者 : mami
d0394977_22591445.jpg

津山城を中心にして東にある城東地区を紹介していましたが、今回から西にあたる城西地区を紹介しましょう。城西地区は寺町と商家で形成され、下町っぽい雰囲気が残っています。

写真のあたりは西寺町といい、津山藩は各宗派の寺院を集めて寺町にしました。髙い漆喰の塀と豪壮な仏閣建築が凄然と建ち並び、右を見ても寺、左を見ても寺、隣も寺ばかりです。

本家のお寺もこの中のひとつですが、今回もどこだったか迷ってしまいました。

この地域だけで15ヵ寺もありました。

これだけの寺院が集められたわけは、武家諸法度で城の新設が禁じられていた江戸時代に新設することを咎められない寺院を建立し、津山城の防衛システムにしたからだそうです。

d0394977_23132957.jpg

愛染寺の鐘楼門は檜皮葺で400年近く前のものでした。

門の両サイドには迫力のある仁王さまもいらっしゃいましたよ。

創建は慶長10(1605)年で山門は正保元(1644)年に造営されました。おそらく、いちばん古い寺院ではないでしょうか。

写真がないのですが、愛染寺の左にあるのが津山城下町最大の本堂をもつ、広い敷地の妙法寺です。

d0394977_23243501.jpg

赤門が目にあざやかな寿光寺。

城西地区だけでなく城東地区にも出雲街道から山側へ上る高台に寺町があったそうです。「寺下通り」と名前がついた道沿いに7ヵ寺ほど残っているそうです。

d0394977_22472057 (1).jpg

この西寺町の散策には来年の4月11日まで「先達といく おかげめぐり ~僧侶の案内で寺社を巡るまち歩きツアー~」というイベントが開催さてています。町歩きの他にも普段は立ち入れないお堂やご本尊様を案内してもらえ、抹茶をいただける抹茶コースのほか、写経や座禅 / 瞑想のプチ体験ができるコースが選択できます。

筆者

岡山特派員

mami

岡山生まれの岡山育ち。岡山市内在住の生粋の「おかやまっ子」です。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。