サンフランシスコ市庁舎で結婚式♡新たな出発を祝ってきました(写真だけでもOK)

公開日 : 2022年09月30日
最終更新 :
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皆さんのお住まい所で、庁舎の中で結婚式を挙げることはできますか?

少なくとも私の実家の役所では聞いたことないです。

実は、サンフランシスコは市庁舎の中で結婚式を挙げることができるんです。先日友人が晴れてここで結婚式を挙げました。

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9月最後の投稿は、秋晴れの某日。市庁舎で行われた結婚式の様子です。法律的なことは触れませんが、1915年に完成したアメリカンデボザール様式の美しい建物の中や、どんな場所で挙げるのかご覧ください。

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まずは、婚姻届け提出から

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玄関からセキュリティチェックを通り、カウンティー・クラークオフィス(County Clerk書記官オフィス/168号室)で、婚姻届けを提出しました。オフィス内は、関係者も入室できますが、撮影厳禁です。市庁舎の結婚式はたいへん人気で、ジューンブライドの6月どころか、一年通して予約でいっぱいです。いつでもいいというなら話は別ですが、思い出の日や記念日などがあったら先に式を予約。式の当日に届け出をするといいでしょう。婚姻届けを提出する待合室となる廊下ですが、ウエディングドレスの人も大勢います。専属カメラマンもいました。

事前に記入した個々の書類を持って窓口で、名前、生年月日、IDを確認し書類を提出。そして挙式用の書類を記入し、再確認して手続き完了。公的(Public)な結婚証明書の場合は、証人(Witness)がひとり必要です。証人のサインをして思ったのですが、ID確認もなく名前とサインだけで"別に誰でもいいみたい"、気が抜けました。結婚証明書発行手数料$116、挙式の費用$98は、オンライン予約時に払ったそうです。そして、式を司る神父さん(判事さんの場合もある)が、にこやかに書類の再確認とセレモニーの流れを伝えてくれていました。

「セレモニーの際、名前を何と呼んだらいいですか?」発音の確認。

「誓いの言葉のときは向き合い手を重ねて、言葉を繰り返してくださいね」

「指輪の交換はしますか?」

「キスは......それはどっちでもいいです^ ^ ...」

と、祝い事なのでとても穏やかな打ち合わせでした。

*セレモニーのクライマックスと思っていた"指輪の交換"と"チュー"はオプション!!

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同性婚で確認されたのが、"ハズバンド&ハズバンド(Husband&Husband)"か"スパウス(Spouse/配偶者)"か?この突拍子もない確認に、ふたりは顔を見合わせ、相談してました。長年連れ添ってもこの日ばかりは、初々しいふたりでした。→書類上だけようです。女性同士は、ワイフ&ワイフなのかしらん

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手続きが済んでセレモニーを迎える前に、記念写真用に"おみやげ"結婚証明書をもらっていました。上等なコピー用紙に印刷されていました。本物の証明書は後日郵送されるとのことです。

本物は縦型の書式で印刷も複雑、刻印も入っています→見栄えは、おみやげ用が断然映えます。

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階段を上がるとロダンダがあり、いよいよこのサークル内でセレモニー♡

ロープが張ってありますが、神父さんと当事者以外は入れません。また、このロダンダでのセレモニーに招待できるゲストは5人まで、6人以上の場合は別途予約が必要です。

セレモニー自体は、5分ほどで終了しました。なんと打ち合わせにはなかった指輪の交換、私が双方に渡す役目になり、写真も撮らなきゃいけない、しかも不慣れなパンプス大理石で滑りやすい(大汗)気がついたら、晴れて夫婦になったふたりと神父さんが談笑してて、ようやく記念写真を撮ることができました。セレモニー中の写真は焦っててピントがボケてるありさま(悔)

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それでも気を取り直し、4階まで上がり、あらためて写真を撮りました。2階のセレモニー場所にはすでに次のカップルのセレモニーが始まっていました。後で聞けば平日のこの日も予約でいっぱいだそうです。

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バルコニーは、言葉にできないほど荘厳な美しさ。新たな旅立ちを迎えるカップルにはこれ以上のところがこの町にあろうかと思います。著名人が式を行う場所でも有名なのがわかりますね。ここでセレモニーを行いたい場合は、$1000くらいかかります。ん?わずか10分足らずに$1000>< ここ以外には、やはりとてもすてきな場所の市長室前のバルコニーでもできます。

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こんなすてきな場所で一生に一度のセレモニーできたなんて本当に幸せ。サンフランシスコに住んでいたら何度となく訪れる場所なので、建物自体に愛着も湧いてきますよね。

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観光客の姿もますます増えているサンフランシスコ。市庁舎は観光箇所にもなっています。セキュリティチェックをすれば誰でも入れ、多いとは聞いていましたが、記念写真だけのカップルもいました(撮影OKです)。カップルで衣装を着て結婚記念の写真どーですか?→ただし、書記官のオフィスで手続したカップル以外はあくまでも個人のイベントになります。

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毎週金曜日の11:00と13:00から1時間のガイドツアーがあります。

・予約など: 415-554-6139

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筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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