2022年7月1日からドリンクスタンドなどマイボトル持参で5元(約23円)以上割引開始へ
2022年7月1日からドリンクスタンドやコンビニ、ファストフードなどでマイボトルを持参すると5元以上割引になるサービスが始まりました。(一部のコンビニでは以前からマイボトル割引を実施。)また、プラスチック使用やごみ削減目的のため、2022年12月1日からドリンクスタンドでのドリンクはすべて紙のカップでの提供になります。12月の移行まではマイボトルを定着、普及させる期間といえるでしょう。
スターバックスコーヒーでは10元(約5円)引きです。
マイボトル持ち歩き
台湾では駅や図書館、観光施設などでウォーターサーバーを見かけることがよくあります。上の写真はたまたま通ったときに見かけたものなのですが、「奉茶行動」という無料アプリを使ってこのようなウォーターサーバーを探すこともできます。GPSで近くのウォーターサーバーを検索し、提供時間や「熱湯・温水・冷水」などの情報も確認可能です。
マイボトルの持ち歩きがわりと一般的である台湾。しかし、私は小さめのボトルを持ち歩いているため、ドリンクスタンドでそのボトルは小さすぎて使えません。つまり、ドリンクスタンドで5元の割引を受けるにはあらたにマイボトルを買う必要があります。地球にとってはエコですがお財布にはエコではないので悩みどころです。今後のことを考えると大きめのマイボトルをひとつ買っておいたほうがいいのかもしれませんね。
先日訪れたケンタッキーフライドチキンでもマイボトル5元割引キャンペーンを行っていましたが、すでにお得なセットクーポンを利用したためそれ以上の割引(マイボトル割引)はないとのことでした。
どうなるドリンクスタンド
マイボトルが今より普及すると、今度はドリンクスタンドの売り上げが減少する恐れも。消費者としては割引で買えるうれしさもありますが、どうせマイボトルを持ち歩くなら家でドリンクを入れていこうという考えの人もいるでしょう。それに先ほど紹介した水アプリもありますし。
そこで現在は悠遊付(携帯電話端末と連動させる電子決済システム)で支払いをすると、次回使える10元(約45円)のクーポンをもらうことができるドリンクスタンドもあります。つまり、2回目以降は「マイボトル持参5元」と10元クーポン、合わせて15元(約68円)の割引になるのです。10元クーポンは20回までもらえます。
そう考えるとドリンクスタンドで買うメリットも大いにありますね。ほかにもドリンクスタンドごとにさまざまなキャンペーンを行っています。
とはいってもやはり気になるのは「紙製のカップだと中身が見えない点」です。消費者はインスタ映えなど、おいしそうだと惹かれるものを買いたいはずです。それが紙製だとプラスチックカップと異なり中身が見えません。せっかくのおいしそうなタピオカやカップ側面に付けられた黒糖ソース、レモンやライチの鮮やな色が見えないのは売り上げに響くのでは......と。
きっとおしゃれなカップを採用したり、ポップなどでのみせ方を工夫するなど戦略は立てられていることでしょう。私が心配することもない気もしますね。果たして台湾でマイボトルはより普及するのでしょうか。今後の動きにも注目です。
自由に海外旅行ができるようになったらぜひマイボトルで台湾のドリンクスタンドを楽しんでくださいね。
(ライター:地球の歩き方特派員みみ)
筆者
台湾特派員
みみ
2020年7月より台湾生活開始。ライター・ブロガー・日本語教師として活動中。
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