ピークトラム、6代目となる新車両が登場しました

公開日 : 2022年09月13日
最終更新 :
筆者 : 武田信晃

香港の百万ドルの夜景を楽しむには山頂(The Peak)に向かうわけですが、ほとんどの人が山岳列車の「ピークトラム」を利用します。その第6世代が2022年8月27日より運行を開始しました。(写真提供:HKTB)

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車体の大きさは33.85メートルと第5世代の18.7メートルからかなり大きくなりました。それに伴い、乗車可能人数も120人から210人にまで増えました。うち188席は山側に座席が向き、22席は陸側に座席が向いています。色は5代目はワイン色でしたが、3代目、4代目に使われていた緑色を復活させました。天井にもガラスをつけることで270度みわたせるようになり、より解放感かつ全体の景色を見られるように設計されています。最大斜度は27.5度あるので急角度の坂を上っているとき、または下っている時天井がある意味邪魔して、景色を堪能しくくしていましたが、それがなくなります。ほかにも、床は微妙に波打っています。これは急角度の坂を上り下りするため、足元を滑りにくくさせるための工夫です。

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中環(Central)のトラム駅は非常に狭く、列に並ぶだけで長蛇の列になると歩道にはみでるという感じでしたが、1300人が収容できる拡張工事を行い、かつトラムの歴史がわかるようになっています。また、信号システムなども新しくなっているので、運行もより効率的に行われる予定です。

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トラムは観光だけではなく市民の足としても使われているので途中、堅尼地道駅(Kennedy Road)、麥當奴道駅(MacDonnell Road)、梅道駅(May Road)、白加道駅(Barker Road)の4つの駅にも停車します。特に白加道駅は2021年3月に歴史的建造物1級に指定されました。

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運行時間は7時から22時までで、チケットですが、トラムだけであれば片道62ドル、往復88ドル、展望台、レストランなどがある「凌霄閣(The Peak Tower)」の入場料込みのチケットでは片道が122ドル、往復で148ドルとなっています。

筆者

香港特派員

武田信晃

新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。

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