最後の社交辞令、蓮香樓

公開日 : 2022年10月09日
最終更新 :

皆さん、ネイホウ!

japan.hongkongのYutaです。

ここ香港ではウィズコロナの推し進めており、ずっとネックになっていたホテル隔離もなんと3日間から0になり、歓喜にわきました。ただし、来港後3日間は医学観察期間とされ、3日間はレストランなどでの飲食は禁止であるため注意が必要です。

香港旅行に来られる方は基本的には2泊3日、3泊4日などの短期間での旅行を予定されている方が多いと思うので、まだまだ旅行者には気軽に旅行に来るというのは厳しいかもしれませんが、それでも大きな一歩です。私もこの撤廃によって、すぐさま日本行の航空券を予約しました(笑)

理由は香港人の旅行のお目当てはなんと言っても日本であるからです。

コロナが本格化する前の2019年。

人口750万人ほどの香港ですが、日本へ旅行した人数はなんと229万人。

単純計算になりますが、約3人に1人は日本へ旅行したことになります。

私の香港の友人も「温泉に行きたい。」や「スノボーに行きたい。」などと有名都市でない場所に、買い物以外のイベントで行きたがる"日本通"が多いことに驚かされます。

さて、脱線してしまいましたが、

私のこのブログでは香港の魅力を発信するものなので

今後とも私のペースで皆さんにお届けできればと思います。

新しい情報が入りましたら、即時通知をするのでInstagramやTwitterなども見ていただくと最新情報が手に入るのでおすすめです。

そんな全世界が旅行解禁の雰囲気が漂っている中

また寂しいニュースをお知らせしなければなりません。

蓮香樓Lin heung tea houseの閉店です。

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蓮香樓Lin heung tea house

香港好きの日本人の間では特に名の知れたお店でした。

いつ行っても人で溢れ、従業員のパワフルな接客にたまに圧倒されながらも、それでもワゴンの上で蒸篭を開けてくれた時の感動を嬉しさを忘れることが出来ません。

そんな蓮香樓ですが2022年8月突如、蓮香グループのオーナーが自身のFacebookで閉店を発表し、香港に激震が走りました。原文と翻訳した文章は下記。

各位茶客

(お客様へ)

首先多謝大家多年黎支持蓮香樓,我地好遺憾地暫時要同大家講聲再見。

(長年にわたり、蓮香樓のご愛顧誠にありがとうございます。残念ながら、皆様にお別れをお伝えしなければなりません。)

疫情以黎老闆都已經盡哂力去支撐蓮香樓,可惜真的敵不過疫情,始終都要走到這一步。

(コロナ発生以来、代表として最善を尽くしましたが、コロナに打ち勝つことは出来ず、とうとうここまで来てしまいました。)

希望將來仲有機會同大家見面。

(もし機会があれば、また皆さんにお会いできるのを楽しみにしております。)

另外,作為特許經營者,我們都希望其他同系之蓮香茶居可以繼續努力,戰勝疫情。

再一次多謝大家既支持 有緣再會

(また、経営者として他の蓮香グループは継続して努力し、コロナに打ち勝ってみせます。

もう一度皆さんのご愛顧に御礼を表します。ご縁があればまたお会いしましょう。)

蓮香樓

https://zh-hk.facebook.com/linheunglau/

(蓮香樓 公式Facebookより抜粋)

ちなみに、蓮香はグループ会社で

香港には蓮香の系列店、3店舗が存在していました。

蓮香樓→上環店 2022年8月閉店

蓮香棧→荃灣店 2022年8月閉店

蓮香居→上環店 2022年9月現在営業中

荃灣にある蓮香棧はあまり知られていませんが、本格的な飲茶が味わえるとのことで地元の方に愛されていましたが、蓮香樓と同じ日に閉店。上環にある蓮香居のみとなってしまいました。

ちなみに、蓮香樓と蓮香居は過去に商標の問題で大揉めになったことがあります。

裁判にまで発展し、泥沼化しかけましたが後に問題は解消。蓮香樓がなくなってしまった現在では、その当時問題が解消していてよかったと思っている方は私だけではないはずです。

蓮香樓の実家のような騒がしさの中にも落ち着けるあの雰囲気が好きだった方。早起きして新聞片手に蓮香棧の渋いお茶を飲むのが好きだった方。そんな皆の思い出を紡ぐように残った蓮香居。

どうか、蓮香居はコロナに打ち勝って欲しいものです。

さようなら、蓮香樓。

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<コラム>

個人的なお話になりますが、香港人のコミュニケーション方法の中で好きな部分があります。

それは表現方法がストレートであること。(一般的に)

良いと思ったら良い。悪いと思ったら悪い。

気持ちが良いほどダイレクトで、たまに傷つきながらもこの香港スタイルが大好きなのです。

ただし、最近香港では社交辞令の"ある言葉"が横行しており、正直私は好きになれない一文があります。

それは有緣再見(縁があればまた会いましょう)。

閉店時に必ずと言っていいほどこの言葉が添えてあります。

来港したばかりの際、有名店がつぶれてしまった際に、この言葉を見たとき、あぁそうか! またこのお店は帰ってくるかも。と期待していたことがありますが、私が来港してからこのかた1店舗も戻ってきたことはありません。

快樂餅家

美都餐室

そして蓮香樓

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悲しいかな、全てこの言葉が添えられているのです。

そしてこの言葉を見て気分が重くなります。

少し視点を変えて私の第二の故郷、大阪にも明るい? 楽しい? 社交辞令があります。

(第一の故郷は居住年数18年の石川県、第三の故郷は居住年数4年の香港)

「行けたら行くわ」

この言葉は本当に魔法です。

大阪出身の人以外はこの言葉の意味を知らずに翻弄されます。

(ちなみに、私もその経験ありで、大阪で生活し始めたばかりの時にはこの言葉の真の意味を知らず、

二回目のデートや友人の集まりで何度失敗したか。)

もし新喜劇などで使われれば誰かが突っ込んで劇場が笑いの渦に。

そんなシーンが蘇ってきそうです。

「また縁があれば会おう」

いやいやそんな重い社交辞令やめてや~、そんなこと言わず戻っておいで!

そんな風に有名な香港の老舗のお店さんに言って説得したくなってしまいます。

だって、香港に大勢の観光客が入ってきて店主達が笑える日がくるまで(オチまで)あともう少しなのだから。

筆者

香港特派員

ゆうた JapanHongKong

ネイホウ! 香港在住のゆうたです。

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