トリプルデミックの影響が続くベイエリア。クリスマス直前のサンフランシスコの様子

公開日 : 2022年12月24日
最終更新 :
筆者 : Katie M

ベイエリア含むカリフォルニア州全土で続く3種類のウイルスの流行。サンフランシスコでもその影響が懸念されていますが、今のところ大きな変化はありません。クリスマス直前の街の様子をレポートします。

消防署のデコレーションコンテストが開催!

サンフランシスコ市内では、今年3回目となる消防署のホリデーデコレーションコンテストが行われています。これは、ベイビューからテンダーロイン、ミッション地区までの15カ所の消防署が参加し、それぞれの消防署を華やかにライトアップするもの。
今年は、サンフランシスコ市長のロンドン・ブリードが大審査員を務め、受賞者を決定するという特典も付いています。優勝者はクリスマス前にサンフランシスコの地方紙で紹介され、賞金3,000ドルは、優勝者が選んだ慈善団体に寄付される予定。参加している消防署の場所情報は、こちらから確認できます。

今年のクリスマスツリーの様子

去年と同じように、今年も街のあちらこちらで華やかなクリスマスツリーがお目見えしています。クリスマスツリーといえば、有名なユニオンスクエアはもちろん、チェースセンターにも巨大なツリーが登場し、記念写真を撮ることが可能です。市内は例年と変わりなく、華やかな雰囲気です。

今週のカリフォルニア州の感染状況

今週のカリフォルニア州全体の感染状況。州の公式ウェブサイト によると、州全体の過去7日の1日あたりの平均新規感染者数は2,669人。先週の3,039人と比べると減少していますが、先々週の1,414人を考慮すると平均して増加傾向が続いています

10月19日から12月13日までの10万人における感染者数は18.3人。陽性率10.6%。こちらも急増はしていないものの、先週と変わりません。

COVID-19ワクチン接種状況

サンフランシスコ市の公式ウェブサイト によると、今週の5歳以上を対象としたCOVID-19接種率は1回目は>90%、2回目の接種率は89%。カリフォルニア州全体のワクチン接種率は72.4%と、両数値ともここ数週間全く変化がありません。

州の公式サイト によると今週の段階で、サンフランシスコ郡のオミクロン変異株対応のブースター接種率は34.8%。カリフォルニア州全体の摂取率は20.5%と、追加接種に関してはどちらも増加しています。

最後に

このコラムを書いている2022年12月22日現在、LA times の統計 によると、サンフランシスコの感染者数は19万9,802人。感染による死者数は1,087人。今週中に20万を超えそうです。先週の19万9,793人に比べると今週は僅か9人の増加となり、これはおそらく統計ミスだと思われます。

過去1週間の陽性率平均は11%・10万人における感染者数は22.5人。こちらは微妙に減少しています。来週の統計でバランスが取れるのか引き続きレポートします。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

Katie M

18歳での留学をきっかけに渡米。現地で役立つライフスタイルやトレンドなどを紹介します。

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