パリで盗難にあったら!?

公開日 : 2023年01月12日
最終更新 :
筆者 : HIROMI

Bonjour こんにちは!

パリの街は残念ながら危険がいっぱい。地下鉄や有名観光地にはスリが付き物なんです。
あ!と思ったら財布がない、携帯がない、という話をよく耳にします。
そうなったら気が動転してしまってどうしたらいいの?と困ってしまいますね。

ではまず何をしたら良いのでしょう?

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警察に行きましょう。
最寄りのCommissaire de policeへ。ただし全ての警察署が24時間開いているわけではありませんので、携帯があればGoogleマップで検索し、今現在開いている警察署へ向かいます。

警察署はまずベルを鳴らしてドアを開けてもらう必要があります。その際、どうしたのか聞かれることがあります。

Je me suis fait volé mon téléphone (携帯を盗まれました)やC’est urgence s’il vous plaît !(緊急です、お願いします!)などで開けてもらえるはずです。
夕方など、署内が混み合っていて開けてもらうのに時間がかかります。外で待ちましょう。

大きな警察署は常に混んでいるため、調書を取るには、大抵2時間ほどその場で待たねばなりません。その間に可能であればクレジットカード会社に電話してカードを止める手続きをしましょう。

調書は大きな警察署であれば英語で取ってくれることもあります。

聞かれるのは名前や住所や連絡先、どこでいつ何(入っているものすべて)を盗まれたかです。

  • 私の名前は〇〇です(Je m’appelle 〇〇.)
  • 私は財布・携帯・鞄・パスポート・鍵を盗まれました(Je me suis fait volé(e) ma portefeuille/ mon téléphone / mon sac / mon passport (la carte d’identité) / mes clés.)
  • 私はチュイルリー公園・シャンゼリゼ通り・ルーブル美術館にいました。(J’étais au parc tuileries/ avenue Champs-Elysées/ musée du Louvre.)
  • 私はメトロ・バスに乗っていました。(J’ai pris le métro/ le bus.)
  • 今日の正午ごろ・15時(フランスでは24時間で時間を言います)・夜中のことです。(C’était ce midi/ à 15 heures/ ce minuit.)
  • どうか英語を話していただけませんか。(Pourriez-vous parler l’anglais s’il vous plaît? /en anglais s’il vous plaît. )

わからなくなって追い返されそうになっても伝えようと必死で頑張りましょう。

パスポートを再申請する際にもこの調書を持っていく必要があるので、頑張ってここは調書を取ってもらうところまでこぎつけましょう!!


こちらは外務省のパスポート紛失に関するホームページです。

https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/passport.html

次に紛失物センターへ登録します。
英語版のインターネットサイトhttps://objetstrouvesprefecturedepolice.franceobjetstrouves.fr/en/


のピンクの I lost を選択し、上から紛失物について、日時、場所、名前や電話番号、メールアドレスを登録します。

注意!この紛失物センターへの登録は完全無料ですが、こちらで見つかって届けてもらう際には、手数料11ユーロと郵送料を支払う必要があります。直接取りに行くことはできません。

メトロかバスで盗まれたら、鉄道会社RATPの紛失物センター、3246に電話をして電話で紛失物登録をします。こちらは英語を選ぶことが可能です。

在仏日本大使館サイト。盗難にあった時の対処法としてパスポート再発行手続きが掲載されています。

https://www.fr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/03501.html



実際に私が財布を紛失して警察署に行ったところ、盗難被害に遭われた方が続々といらしていました。

スリの場合、現金だけ抜いて近辺に鞄や財布を捨てられていることが多いので、ゴミ箱付近を見てみるのも大切です。
携帯は残念ながら戻ってこないことが多いでしょう。

まずはスリに合わないよう対策をとるのが大事です。
わかりやすいブランド物は身につけない
ヒールなどの歩きにくい靴で観光をしない
有名観光地、公共交通機関では携帯電話をむやみに使わない
そしてもちろん、財布や携帯、貴重品は鞄の中にしまってその鞄は斜めがけにし、常に自分の視界に入るところで持ち歩くようにしましょう。

©iStock
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何かあった時のため、連絡先や最低限の小銭を貴重品とは分散させて持つのも良い対策です。

残念ながらアジア人は数百倍他の方より狙われやすいのが現状です。強盗に抵抗して怪我を負ったという話も耳にします。

パリジャンには良い人が多いですし、私は財布も中身も手元に戻ってきました。届け出てくれる人もいるのです。
楽しい旅を楽しい思い出で終わらせるために、万全を期して旅に臨みましょう!


それではまたà bientôt!

筆者

フランス特派員

HIROMI

2018年より在仏。フランスにて妊娠、出産を経て現在子育て中。

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