北海道日高町のイベントでみつけた日高町グルメ

公開日 : 2023年02月12日
最終更新 :

2023年2月11日、北海道日高町で開催されたイベント「駅×灯×グルメ祭り」へ行ってきました。
そこでみつけた日高町グルメをご紹介します。

牧場と海と山がある日高町

旧JR日高線日高門別駅 / Former JR Hidaka Monbetsu Station
旧JR日高線日高門別駅 / Former JR Hidaka Monbetsu Station

北海道で日高町といえば、真っ先に思い浮かぶのは「競走馬」。
牧場が多くあり、7冠を達成した「シンボリルドルフ」をはじめ、競走馬を輩出していることでも有名です。

町内には地方競馬”ホッカイドウ競馬"を開催する「門別競馬場」があり、地方競馬場としては、国内最大級の規模を誇ります。

このように優駿や牧場のイメージが強い日高町ですが、北は日高山脈のふもとにあり、南は太平洋に面している雄大な自然やそれにともなうグルメも楽しみな町です。

今回は、「旧JR日高線日高門別駅」で2月11日に開催されたイベント「駅×灯×グルメ祭り」で、日高町グルメの飲食店ブースが出店されるとのことで、海と山の幸を目当てに出かけました。

道産子のソウルフードも出店。「日高ジンギスカン」

12時から開催のイベントですが、12時前から飲食ブースの準備が着々と進んでおり、会場周辺には、おいしそうな香りが漂っています。

道産子にとってはなじみ深いその香りは、ジンギスカン!

ジンギスカン焼うどん / Hidaka Jingisukan with Udon noodles
ジンギスカン焼うどん / Hidaka Jingisukan with Udon noodles

鉄板のうえには、たっぷりの野菜とジンギスカンの肉がもうもうと湯気を立てて調理されています。
こちらのジンギスカンは、「門別競馬場」にある店舗「とねっこジンギスカン」と同じ元祖日高ジンギスカン(高柳商店)だそう。

「とねっこジンギスカン」は、固形燃料が入った金属製のバケツの上にジンギスカン鍋を乗せて楽しむジンギスカンが有名です。
今回のイベントでは、その特製オリジナルタレに浸けたジンギスカンにうどんを加え、「ジンギスカン焼うどん」(1人前500円)として販売。

特製タレがラム肉のみならず、野菜やうどんにもしっかり浸みている様子が見ているだけでもわかります。
12時にはすでにお客さんの列ができ始めました。
香ばしいジンギスカンの香りに誘われ、ジンギスカンうどんをいただきました。

タレの味は、甘辛くラムの旨味がうどんにも野菜にもしっかりついていて、美味です。
そして想像以上に具沢山!

あっという間にぺろりといただいてしまうおいしさで、これは門別競馬場の「とねっこジンギスカン」に食べに行かなくては、と思ったほどです。

道産子はもちろん大好きな味ですが、道外の方も特製タレがしみ込んだ元祖日高ジンギスカンのラム肉は、きっと楽しめる味だと思います。

とねっこジンギスカン(元祖日高ジンギスカン)のデータ

住所
北海道沙流郡日高町富川駒岡76-1 門別競馬場内
予約(高柳商店)
01456-2-0073(事前予約制)
予約受付時間
9:00~17:00
営業時間
門別競馬場開門~ラストレースまで
定休日
ホッカイドウ競馬未開催日
高柳商店住所
北海道沙流郡日高町富川北3-1-2
高柳商店営業時間
8:00~18:00
高柳商店定休日
日曜・祝日

とろける「びらとり和牛」の味

「びらとり和牛」は、日高町に隣接する平取町(びらとりちょう)で生産するブランド牛で、北海道では人気のビーフのひとつです。
日高町は、飛び地のため日高町北部と南部の間には平取町があります。
日高町南部にとっては、実は北部よりも近くにある平取町。
その隣町の「びらとり和牛」も今回のイベントで販売されていました。

びらとり和牛串と北海道産ポークソーセージ / Pork sausage and Grilled Biratori Beef
びらとり和牛串と北海道産ポークソーセージ / Pork sausage and Grilled Biratori Beef

それが「びらとり和牛串&フランクフルト」(500円)のセットです。
限定50セットだったのですが、早めに到着していたため、購入できました。

びらとり和牛は旨味がありながらやわらかくジューシー。
思いがけず、ブランド牛を串焼きでいただくことができました。

日高町の海の味、前浜産のホッキ貝

これまで、日高町北部の通称"山日高"には何度か訪れたことがありますが、南部の"海日高"(通称)は牧場めぐりをしたことはありましたが、海岸沿いはほとんど来たことがありませんでした。

このため、海の幸を味わってみたかった点が今回楽しみにしていた要素のひとつでした。

早速、目を引いたのは大きなホッキ貝です。
炭火で貝を焼いているのですが、前浜で獲れたホッキ貝を4日間砂出しして準備をしたそうです。
焼き牡蠣や焼ホタテは何度も食べたことがありますが、焼ホッキ貝は初めての体験です!

北海道では、ホッキ貝といえば苫小牧が有名ですが、こちらの日高や道北の天塩方面などでも多く獲れると聞いていましたが、まさに日高町で獲れたホッキ貝をお刺身で食べられる鮮度で焼いて食べられるチャンスに恵まれました。

しばらくすると、焼きあがったホッキ貝がぱっくりと口を開け、貝の中には貝の汁もたっぷり入っています。
スタッフの方が貝殻の片側を外し、お皿に入れてくれました。
1個300円です。

焼き加減が絶妙で、やわらかくジューシーなホッキ貝は、磯の香りと食欲をそそる炭火の香りが相まって、劇的においしい焼き貝です。

ホッキ貝は、砂出しをするのが難しいとのことですが、日高産ホッキ貝を購入する機会があれば、ぜひともバーベキューでまた味わってみたいです。

北海道を代表する味、「ツブ煮」

北海道ではメジャーな貝類のひとつ、ツブ貝。
そのツブ貝を煮た「ツブ煮」も串に刺して売っていました。
ツブ貝好きなので、早速こちらも購入。

テイクアウトで食べられるツブ煮のほかには、町内の厚賀で獲れたお刺身用のタコや灯台つぶ(石崎水産)などの魚介も販売しており、これまで山日高しか知らなかったのですが、改めて海の町でもあるのだと実感しました。

ひとしきり会場の雰囲気を楽しみ、日高グルメを購入したので、会場から車で約2分、徒歩で5分ほどのところにある海辺へ行ってみました。

そこで潮の香りがただよう海辺でいただいてみたのが「ツブ煮」です。

感動的な味でした。
北海道に住んでいると、ツブは比較的一般的な貝で、お寿司のネタで食べたり、ツブ煮を作って食べたりもするので、「好きなツブ煮があった!」というノリで買ったのですが、食べてみると、弾力性や旨味が違う!

普段、食べているツブ貝とは異なるおいしさに目が丸くなりました。

なお、日高町産の海の幸は、こちらの沿岸部"海日高"からは離れていますが、"山日高"にある「道の駅樹海ロード日高」に隣接する「ショップ&コミュニティスペースさるくる」でも販売しています。

イベントでは、思う存分、日高町グルメを堪能し新たな味を発見しました。
今回は食べられなかった「いずみ食堂」の「いずみそば」や「チーズ工房1103」のチーズは、次の機会にぜひ食べてみたいと思います。
そして、日高町産(もしくは日高町厚賀産)のツブ煮などの珍味やそのほか魚介を見かけた際は、ぜひ味わってみてください。
門別競馬場でも「とねっこジンギスカン」や「いずみそば」を食べられるので、日高町ドライブのときに立ち寄ってみるのもよいと思います。

"日高ジンギスカン"や"いずみそば"が食べられる「門別競馬場」の地図

筆者

北海道特派員

市之宮 直子

小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。

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