【マレーシア/ジョホール州】マラッカ海峡と河口の町ムアール散策

公開日 : 2023年03月08日
最終更新 :

マレー半島最南端にあるジョホール州ムアール(Muar)。
マラッカ海峡とムアール川(Muar River)の河口に位置するこの町はジョホール州で4番目の大きさであり、その名は「河口の深い淵」という言葉から由来しているとも言われています。
つい最近、ジョホールの王の町として宣言されたムアール(Muar)は、ジョホール州の王都(王の宮殿がある土地、帝都などともいう)なのです。このあたりは王制のあるマレーシアならではないでしょうか。

パープル系が基調のショップハウスが並ぶ
パープル系が基調のショップハウスが並ぶ
ピンク色のショップハウスが続く通り
ピンク色のショップハウスが続く通り

ムアール(Muar)市内の中心部は、マレーシアの他の歴史ある町と同様に1900年代初〜中頃のショップハウスなど戦前の建築群が並んでいます。
中心部を歩いていて気づいたのですが、通りごとにテーマカラーがあるようでパープル、ピンク、イエローなど基調となる色が異なっていました。

車でメインストリートを走るとものの数分で町外れに出てしまう決して大きくはないのですが非常に活気ある印象を受けました。

小さな路地の両壁にはアートがあふれる
小さな路地の両壁にはアートがあふれる

主な見どころはウォールアート、ストレートアートとも言われるミューラル・アート(Mural Art)群。
小さな路地なのですが両面に古今東西、マレーシアの文化などさまざまなテーマが通りの両側の壁に描かれています。
マレーシアではペナン島、イポー、クアラルンプール、マラッカなどの都市でこれらの壁画を見かけることも多く、町おこしや観光の目玉となっていることお多いようです。
色使いも南国らしく原色を大胆に使った派手な作品が多いので、SNSでも人気となっています。
市内中心部には10ヶ所前後のミューラル・アート(Mural Art)が描かれたスポットがあります。
徒歩で散策できるエリアなので、アート巡りをしても。

雄大なムアール川の流れ
雄大なムアール川の流れ
緑あふれるタンジュン・エマス公園内
緑あふれるタンジュン・エマス公園内

そして冒頭でもお伝えしたように、ムアール(Muar)は水辺の町でもあります。
マラッカ海峡に注ぐ河口付近にあるタンジュン・エマス公園(Tanjung Emas Park)は整備され川辺に沿って遊歩道が続く美しい公園です。
園内にも熱帯の木々が植栽され、緑あふれる遊歩道が設置されています。
また、キオスクもあり、軽食やスナックを売っているので休憩したり軽い食事をしたりすることも可能。
日陰の至るところにベンチも設置されていて、ゆっくりと休憩ができる市民の憩いの場となっています。
そして、河口にあるジェッティからは45分ほどのムアール川(Muar River)を遊覧するリバークルーズ船が発着しています。
※昼休憩が12:30〜14:30までとなっているので利用時間に注意。

散策路のガゼボからマラッカ海峡を臨む
散策路のガゼボからマラッカ海峡を臨む

タンジュン・エマス公園(Tanjung Emas Park)の先端部からはマラッカ海峡が見えます。
屋根付きガゼボ(屋根付きベンチ)に座ると心地よい風が吹き抜けていきます。
晴れた日は暑いのですが、日射しを避けることができれば南国らしさが感じられ心地よさが感じられます。
夕日の絶景ポイントとしても知られ、晴れた日は写真を撮りに来る人が夕涼みがてら訪れることで知られています。
何度かお伝えしていますがマレー半島西側はサンセットの絶景ポイントがあることで知られています。
オレンジ色に沈む夕日は必見なので、海沿いの街を訪れ、時間に余裕があればぜひ海岸まで行ってみてはいかがでしょうか。

(撮影by逗子マリナ)
※写真の無断転載禁止

整備されたエマス公園
整備されたエマス公園
施設名
タンジュン・エマス公園(Tanjung Emas Park)
住所
4, 5, Taman Sri Tanjung, 84000 Muar, Johor

筆者

マレーシア特派員

逗子マリナ

2016年からクアラルンプール 在住の主婦兼フリーランスライター。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。