
嵐のサンフランシスコ、ファーマーズマーケットの1月

サンフランシスコの一月は、駆け足のように一気に冬から春へ変わっていきます。が、初旬は嵐の日々でとんでもない天気が続きました。第一週目のマーケットの日は、どんよりした雲が低く垂れ込めて、上空を飛ぶ飛行機は、今まで見たことないほど低空飛行でした。機体は豆粒ほどですが、肉眼ではベイブリッジにスレスレという感じでした。
後半になるとお天気は持ち直し、霧が出た日もあり、今週は早咲きの桜が咲き始めました。春に向かってファーマーズマーケットの野菜たちはどんなだったか綴ってみました。

『チェリモヤ(Cherimoya)』って聞いた事がありますか?アンデス山脈エクアドルあたりが原産地で、ハヤトウリ(チャヨーテ/Chayote)のような形の果物です。味は少し酸味があってクリーミー「森のアイスクリーム」「冷たいおっぱい」と言われていますが、なるほどよく言い当ててます。買ってから3〜5日お部屋において追熟(おいじゅく)させてから半分に切ってスプーンですくって食べるんです。土曜日に買ったので、火〜木曜日頃が食べごろとなります。
写真を撮るのを失念してしまいましたが、食べ頃になった表皮はくすんで、中身も想像していたより黄色ぽい色でした。柿の種くらいのタネがいっぱいあって、タネ飛ばし競争とかできそうでした。
カリウムたっぷりで、体の水分バランスを保つ役目を果たしてくれます。日本で売られているのは主にカリフォルニア産のようです。時期は12月〜5月くらい、まさに旬の果物です。Brokaw Ranc Company

ちょっと黒ずんでる赤色で、本当に食用なのか心配になるスマック(Sumac)ベリーの種類。初めて見て思わず「何これ?」と聞いてしまいました(苦笑)
地中海方面ではレモンの代わりに使うらしく、粉砕してチキンに振りかけ少し時間を置いて、焼くとレモンの風味がするとの事。レモネードにも使う事があるそーです。まぁ私にはレモンで十分なので、試しに買ってみましたが、一握りで5ドル弱でした。Far West Fangi

翌週(14日)も雨でした。冷たい雨にも負けないカラフルなカリフラワーです。
OYA Organics

いよいよ、春節を迎える第3週目の土曜日。ようやく晴れました。クインス(Quince/日本のボケ)が飛ぶように売れていました。
Devoto Gardens Orchards

日本でもお正月は枝つきのみかん(橙)を鏡餅に乗っけますが、中国もお正月は枝つきの柑橘類が縁起物。この週のポメロは枝っぷりもよく見事でした。Rojas Family Farms

そしてイートウエルさんでは、マスタードグーリーン(菜の花)が登場しました。
Eatwell Farm
ミモザも出始めたマーケット。いよいよ春が来るぞーとウキウキしてきます。
天気のせいではないのですが、ロマネスコの簡単レシピを写真を食べてから気がつくし大ボケ。また来月は、旅先の食べ物を紹介できればと思います。
おまけ写真 近所の桜が咲き始めました!
日曜日はスーパーボウルをかけたフィラデリフィア戦でしたが惜敗。
アメフトファンは、スーパーボウルが終わったら春を感じるらしいです。


筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
美丸(Mimaru)
サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。
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