チェコで人気加速中!オーガニックとノンシュガー チョコとナッツ編

公開日 : 2023年02月23日
最終更新 :

ヨーロッパ旅行の楽しみの一つ、豊富なオーガニック商品。私たちが滞在するチェコも例外ではありません!
チェコの首都・プラハを中心にスーパーや食品店には健康や環境に配慮された食品がどんどん登場し続けています。オーガニックやヘルシーをキーワードに、ヨーロッパではベジタリアン・ビーガン対応の商品が注目さており、ローフード(非加熱)やプロテインなどのパワーフードも人気です。

今回、「オーガニック」に付け加え「ノンシュガー」に着目しました。
日本で目にする「ノンシュガー」の多くは人工甘味料を使っているものが多く、それらの中には発ガン性や脳腫瘍のリスクが高まるといったデータが出されているものもあります。また、人工的にに生成された白砂糖のデメリットも近年はメディアで多く取り上げられるようになってきました。

チェコでは白砂糖を使わない商品(蜂蜜、アガベなどからのシロップ)や、無糖(人工甘味料なしの、フルーツからのみ)が次なるヘルシーフードとして注目されています。

それではここから最近人気で個人的にもお気に入りのチェコのヘルシーパワーフードブランド4社からオーガニックとノンシュガーの商品を紹介していきます。

過去に”環境、ビーガン、エシカル(倫理観)”について取り上げた記事、
『プラハからのおすすめエクスカーション「農場ボランティア」』
『プラハのハンドメイド パフューム』
も是非覗いてみてください。

1:ŠFAN(シュファン)

ŠFANはローカルで知る人ぞ知るメーカーで、エコフレンドリーで品のあるブランドです。

ーナッツのペースト5種。ナッツだけのシンプルでかなり濃厚、パワー栄養価高、ナッツをローストしてペーストにするだけのナッツ100%商品です。焙煎のプロは独自の機械でじっくり時間をかけてローストしていて、ナッツの品質と焙煎技術など最もシンプルな加工は味の自信やこだわりを感じます。

ー白砂糖なしのチョコ、きび砂糖を使用しており、チョコレートにあるあるの罪悪感を感じずに食べてしまいます。香料、着色料、大豆レシチン、添加油、人工甘味料は一切使用されていません。

ーシリアル、グラノラ。鳥の巣とタイトルの名前にあるように、何種類ものパワーフードがシロップによりくっつき、ザクザクの塊を食べる食感はやみつきになります。
朝食で牛乳をかけてもいいですが、そのままお菓子として食べることもお勧めです。グルテンフリーの麦、チアシード、などなど色々入っており細部全部がこだわりの選りすぐりの一品。

ー環境への配慮 リターナブルグラスシステム
まだ実験中ということですが、使用後、割れていない状態の瓶を洗い、ラベルを剥がしŠFANに返すとまたその瓶をきれいに洗浄し再利用するシステムを導入しています。
詳しくはこちら

ー購入方法
こちらのページに購入可能店舗がマップ形式で見ることができます。
プラハの中心地では下記店舗で購入が可能なようです。E-shopでの購入も可能。
http://www.herbazdravavyziva.cz/atrium.html
https://www.worldvegan.cz/
https://www.quadrio.cz/vase-farma

2:gfBar(ジーエフバー)

gfBarは、栄養価が高く100% オーガニックの厳選された素材で作られたオリジナルのエナジーバーです。ユニークな点の1つ目は、原材料に少なくとも50%のワイルドブルーベリー(=野生のブルーベリー)が使われていることです。選び抜かれた最高級のドライブルーベリーは通常のブルーベリーと比較して、2 倍の抗酸化物質が含まれています。2つ目は、地球上でナンバーワンのスーパーフードと言われているブラジルナッツを使用している点です。ブラジルナッツはミネラルの一種であるセレンを多く含み、そのセレンは甲状腺ホルモンの活性に関わりがあるほか抗酸化作用も認められています。

ー原材料
人工着色料、香料、保存料、砂糖はなく遺伝子組み換え食品は使用されておらず、ローフード、グルテンフリーでもあります。文句の付け所のないgrBarのエナジーバーはビーガンに適しています。

ー4種類のバー
pilot、filmmaker、original、cocoaと目的が分かれた4種類のバーが販売され、リサイクル可能なパッケージにはそれぞれ可愛らしいイラストがプリントされています。箱型なので鞄に入れても粉々になりにくく持ち運びに最適です。3種類にはタウリンとカフェインが配合されており、パフォーマンスの向上や、目覚めが良くなること、疲れの軽減が期待できます。
cocoaにはナッツ、カフェイン、タウリンが含まれていないのでお子様も召し上がっていただけます。

ー社会貢献
副職ではなく複職が当たり前のチェコ。オーナーのMarek VeselýさんはgfBarの仕事と共に、国際新進ガラス芸術コンペティション、スタニスラフ・リベンスキー賞の主催者としても知られています。収益を、世界で 2,000 万人以上が罹患している慢性疲労症候群 ME/CFS の研究への支援に使うなど社会貢献活動も企業としてのgfBarの大きな魅力です。また、コロナ下では医療従事者にgfBarを無償提供などを継続的に行っていました。

ー購入方法
gfBars は、チェコ共和国ではウェブサイトgfBar.czで、EU と米国ではオンライン ストアgfbar.comで購入が可能。

3:Grizly

Grizlyはオンラインをメインとしたサイトで、何百種類の健康食品を取り扱っています。
ヘルシーでシンプルなデザインが若者を中心に人気になっています。

その中で顕著に目立つのが砂糖なし商品です。
商品を買うときは、成分表をしっかり見ることが大切です。最近は ”No added sugar = 砂糖なし”という解釈が
1:白砂糖は使っていない=ライスシロップやコーンシロップは使っている
2:天然砂糖は使っていないけど化学糖分は使っている(日本のアスパルテームなどの”シュガーレス”が典型例)
3:天然果物(例;デーツやバナナなどの糖分)のみ使用
これらの3種が混ざっていますのでそこにもポイントを置いて商品を選んでくださいね。

こちらのチョコバーは、カルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄分などの栄養価と食物繊維が豊富なデーツを使い甘味を出しています。ナッツ類、ドライフルーツ、豆類を豊富に取り揃えており、油脂や糖類が加えられていることが多いスプレットもGrizlyの物はナッツのみで作られていてとても魅力的です。
ー購入方法
E-shopで購入が可能です。

4: Emco

自分達の使命はよりヘルシーでより美味しい朝食と軽食を作ることだと掲げるEmcoは1990年創業とチェコが民主化してすぐに創立した歴史ある企業です。太る原因だとよく言われるシリアルですが、Emcoでは砂糖を使用しないシリアルをMYSLIという商品名で展開しています。

Emcoは甘いものだけではなくえんどう豆から作られた、パテやチーズの代替品のラインも取り揃えています。
商品も魅力的ですが、パッケージを完全にリサイクル可能な物にしたり商品だけでなく、働き手が働きやすい環境作りをしており会社全体として持続可能な取り組みをしています。

ー購入方法
直営店やE-shopでの購入はもちろん、大手スーパーのBILLAやTESCOでも購入が可能です。

まとめ

ワンランク上の品質、デザイン、値段など、チェコのスナック業界は10年前の中欧イメージとは変わり急速に発展しています。
各メーカーのビジョンが今回のキーワード「ノンシュガー」を通して身体への安心や信用をになスタンダードにしています。メーカーの健康意識もそうですが、チェコのスーパーではビオ、オーガニックな食品コーナーなどが多く、お客さんは食品ラベルを必ずチェックしてから買うように、消費者の意識の高さが産業底上げに繋がっているのです。
チェコに来られた際にはこれらの食品カルチャーもぜひ試してみてください。

筆者

プラハ特派員

ART SURVIVE BLOG

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