2月の最終日曜日は、バレンシアの火祭りの開会式典LA CRIDAの日

昨年のLA CRIDAの様子。セラーノスの塔に映し出されているのは、バレンシアの守護聖母デサンパラードス。
3月も目前となり、町からは火祭りの気配が漂ってきました。今月私の住む郊外の町では、火祭りグループによるカーニバルのパレードや道を封鎖して路上でパエリアを炊くイベントが開かれていました。路上に何十も並ぶパエリア鍋は圧巻でした。
毎年2月の最終日曜日は、火祭りの開会イベントであるLA CRIDAが催されます。今年は26日、あさってです。午後7時に、例年通りセラーノスの塔の前での開催になります。近年ではプロジェクションマッピングが用いられるようになり、ほかに爆竹や花火も使われ、火祭りにふさわしい派手な幕開けになります。塔の近くはかなり混雑しますが(お祭り好きのグループが大勢やってきます)、一度はぜひ足をお運びください。
セラーノスの塔の場所はこちらの地図をご覧ください。
この地図だとわかりませんが、塔の前には歩行者専用の橋があります。人混みが苦手な方は、橋を渡った向こう側から様子見をしてはいかがでしょうか。
また、式典に先立って午後2時には市役所広場の爆竹ショー“マスクレタ”もあります。バレンシアっ子が大好きなこの“マスクレタ”は、3月1日から火祭り終了の19日までの間毎日午後2時に市役所広場で開催されます。時間にして5分あるかないかの爆竹を聴くために大勢の人が集まります。地元のTV局では毎日生放送で中継するほど、火祭りには欠かせないイベントなのです。こちらにもぜひ!!
ところで、私は1週間前に初めてコロナ感染しました。一時は世界で一番感染者や死者数の多かったスペインで乗り切ってきたので、もう自分はかからないと思っていたため驚きました。幸い発熱と咳程度の軽症で、風邪と同じ症状で済んでいます。今のスペインではたとえ陽性でも自主隔離の義務もないので、本当にもう風邪と同じ扱いですね。LA CRIDAやマスクレタなど火祭りのイベントには混雑がつきものです。気になる方はマスクを持ち歩くことをオススメします。マスクをかけている人はほぼいませんので、目立つかもしれませんが・・・

筆者
スペイン特派員
田川 敬子
東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。
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