夏季が始まる頃にタイ・バンコクで見られる「ドーク・インタニン」

公開日 : 2023年02月26日
最終更新 :
筆者 : Taeko

はじめに

皆様、サワディーカー。タイ・バンコクでは、3月頃、気温の上がる夏季入り前後に、桜のようなピンク色のお花が見頃を迎えます。タイ人にも在住日本人にも「タイの桜」と呼ばれる、タイのバンコクで見られるお花は2種類あります。その内1つはチョンプー・パンティップ(Chompoo Pantip/ชมพูพันธุ์ทิพย์ )で、記事「タイの桜とは!? ~見頃の「チョンプー・パンティップ」をご紹介」で紹介したことがありますが、今回はもう1つのドーク・インタニン(Dook Inthanin/ดอกอินทนิล)をご紹介します。

目次

ドーク・インタニン(Dook Inthanin/ดอกอินทนิล)とは

インタニンのお花は、白色っぽい色から紫色っぽい色まで
インタニンのお花は、白色っぽい色から紫色っぽい色まで

見た目も、開花時期も、桜のようだということで、「タイの桜」とも言われるこのお花は、フィリピンのタガログ語の愛称であるバナバ(Banaba)と呼ばれるのが一般的です。

和名は、大花百日紅(オオバナサルスベリ)、学名はLagerstroemia speciosのようです。タイ語名は、地域によってお花の呼び名が異なり、バンコクを含むタイ中部や南部では、อินทนิล(インタニン)と呼ばれます。タイ語で詳しい情報を調べる際は、お花という意味のドーク(ดอก)をつけて、ドーク・インタニン(ดอกอินทนิล)で検索すると、情報が得やすいです。

ドーク・インタニンは、タイでは観賞用で、食用されていないと思いますが、バナバは、大昔から、国や地域によっては、葉っぱを煮出して健康茶として利用されていたそうです。その抽出エキスを錠剤として販売し、生活習慣病予防に利用されているという情報もあります。

インタニンのお花
インタニンのお花

ベンジャキティ公園でドーク・インタニンが見られる場所

  • ベンジャキティ公園とベンジャキティ森林公園の間の道路から撮影(2023年2月24日)

    ベンジャキティ公園とベンジャキティ森林公園の間の道路から撮影(2023年2月24日)

  • ベンジャキティ公園とベンジャキティ森林公園の間の道路から撮影(2023年2月24日)

    ベンジャキティ公園とベンジャキティ森林公園の間の道路から撮影(2023年2月24日)

  • ベンジャキティ公園とベンジャキティ森林公園の間の道路から撮影(2023年2月24日)

    ベンジャキティ公園とベンジャキティ森林公園の間の道路から撮影(2023年2月24日)

ドーク・インタニンは、タイ全土の川沿いや自宅等で見られるお花です。タイ・バンコクの便利なところでは、数年前、ベンジャキティ公園内のウォーキング及びランニングロード内で見られたのですが、公園のリノベーション以降は、新しくできた隣接するベンジャキティ森林公園の駐車場のほうから見たベンジャキティ公園の端のほう(ベンジャキティ公園の遊具のあるエリア近くの道路沿い)で綺麗に咲いています。

タイの桜と呼ばれるチョンプー・パンティップは3月下旬頃及び気温が上がるたび、ドーク・インタニンは4月下旬頃に咲くイメージがありますが、2023年2月23日に、公園内を歩いていたら、ドーク・インタニンが大変綺麗に咲いていました。本記事に掲載した写真は、翌24日に撮りました。

ベンジャキティ公園のお花とポートレート撮影スポット

  • ピンク色のハイビスカス

    ピンク色のハイビスカス

  • 風鈴のような形をしたハイビスカス

    風鈴のような形をしたハイビスカス

  • ブーケンビリアの花壇。奥に見える入口近くの赤色の多い花壇前がポートレートにおすすめです。

    ブーケンビリアの花壇。奥に見える入口近くの赤色の多い花壇前がポートレートにおすすめです。

ドーク・インタニンの木の近くには、ほぼ年間通して、赤色、ピンク色、黄色、白色のハイビスカスがかわいく、綺麗に咲いているのも見られます。公園の端のエリアは、お花見しに来るような場所ではありませんが、お花の写真を撮りたい人にはまたとないスポットの1つだと思っています。

インタニンのお花の話からは脱線しますが、ベンジャキティ公園でポートレートやお花見にきたような写真を撮りたい方におすすめは、ベンジャキティ公園入口からウォーキング、ランニングロードに入ってすぐ右手にあるブーケンビリアの花壇前です。ベンジャキティ公園では、ブーケンビリアが年間通して綺麗に咲いている印象ですが、タイの桜と言われる花が咲く時期、特に、綺麗に咲いているように感じます。上の一番右の写真の赤色がメインのブーケンビリアの花壇を背景にすると、背景全てをお花にした写真を撮ることができます。夕方になると、ポートレートを友だちと撮りあうタイ人の女の子で賑わっています。

他にも、日本ではなかなか見られない、たくさんのお花が見られますよ。

最後に

今回は、気温が少し上がると一気に咲き始める、今が旬の、期間限定で楽しめるタイの桜「ドーク・インタニン」を紹介しました。ちょっと暑く感じる季節ですが、その他のタイのお花もたくさん綺麗に咲く乱れるシーズンです。タイのお花も、タイならではの魅力だと思うので、タイ・バンコク観光の際にはぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。

筆者

タイ特派員

Taeko

2011年10月から、夫の転勤で、タイのバンコク在住。

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