
フランスSNCF国鉄 黄色いボックス チケット刻印義務終了 2023年 1月1日より
2023年 1月 1日以降、フランス国鉄駅に設置してある黄色いボックスで電車チケットの刻印をする義務がなくなりました
スマートフォーンQRコード乗車券チケットが主流となり、時代の流れともいえる乗車券刻印義務がとうとう終了となりました。日本からの観光客にはなじみのない義務で、はじめてSNCFを利用してTGVやインターシティを利用する観光客を不安にさせていた駅に設置されている黄色い刻印ボックス。
フランス旅行の際にはスマートフォーンにSNCFCONNECTというアプリを導入するとTGVをはじめユーロスターやインターシティ、在来線まで予約をすることができます。早めに購入すると割引料金もありますのでぜひご利用ください。
SNCFコネクトアプリ
🇫🇷今となっては懐かしい実体験。。。
ほぼ20年前はじめてフランス国鉄を利用した時に、このルールを知らず、電車で車掌さんが巡回してきた時にみせたチケットが刻印されておらず、罰金をいわれた記憶があまりにも鮮明にあります。記憶が鮮明なのは罰金が80ユーロとあまりにも高かったので、文句をいったら、40ユーロになったという、ほぼ騙された記憶が鮮明だからです。(笑😅) この経験以降、電車に乗る前に刻印を忘れないようにといつも気にしていたこと期間が長いため、義務がなくなったと聞いても疑っていしまい、駅の係員に確認したほどです。実際にまだ多くの駅でこの黄色いボックスは設置されたままになっていますが、刻印不要です。
🇫🇷ちょこっと小話
電車チケット刻印義務があった理由
- チケットの使用期間が2ヶ月と記されている乗車券の場合、刻印をしないで再利用したり、払い戻しをする目的に使われることを避けるため
- 刻印をすることではじめてSNCFを正式に利用したとみなされ最悪の場合の電車での事故などに巻き込まれたときに補償あつかいがあった
- 旅行客数を記録できることで様々なマーケティングに利用できた
Bon voyage!

筆者
フランス特派員
フランスパラディ
トゥールーズ在住18年。フランス政府公認添乗員ガイド。
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