【イタリア・ナポリ】久しぶりに義理の父・母のお墓参りへ
皆さん、こんにちは!
さて、義理の母が亡くなってはや13年が経ち、義理の父も2年が過ぎ、昨年自家用車を売り新たに新車を買うのに何か月も待たなければならなかったことから、なかなかお墓参りに行くことができませんでしたが、先日ようやく久しぶりに行ってきました。
義理の母・父には大変お世話になりました。日本人の私は本当の娘のようにかわいがられました。
初めてナポリへ来たときにも、当時夫は仕事後ストに巻き込まれ予定の時刻にナポリへ到着できず、義理の父と母がナポリの中央駅まで私を迎えに来てくれました。
そもそも私が生まれる前の年に日本へ旅行に行ったとか。二人のハネムーンはエジプト。そんな義理の父、母は世界各国旅行に行くことが趣味でした。今ではドバイも人気のある観光スポットですが、あまり注目されていないときにすでに二人は早速観光へ行きました。
もちろん時々痴話喧嘩のようなことはありましたが、大したことでもなくすぐに仲直り、当時夫と知り合ったときはミラノでまだオペラの勉強をしている奨学生で、現地でまともに就職もできなかったのに(当時奨学生の場合は働くことは禁止されています)結婚を許してくれました。結婚してからもいろんなバイトをしながら歌の勉強を続け、イタリアの大学院へも通いましたし、やりたい放題で一部の親戚からまだ勉強しているの?とチクり言われたりもしましたが、それでも私のことを一目置いてくれました。
大学院を修了し、領事館からの紹介であるパソコン会社へ働くことになった時も喜んでくれ、やっとこれで毎月お給料をもらいながら、歌も続けられると思いましたが、歌劇場で働く目的から離れつつあることに苦痛を感じ、結局その企業には実父が亡くなったと同時に退職し、歌劇場で働く道を選びました。やはり両立はできませんでした。
不安定な収入にはなりましたが、それでもこの仕事が好きなためどうしようもありません。
きっとあの世から義理の父、母、実父も支えてくれているだろうと、これからも感謝しつつ努力していきたいと思っています。
ピッパ
義理の父のお墓はまだ地下にあり、あと3年すれば義理の母と同じ所へ一緒にすることができるそうです。
イタリアは基本火葬ではなく土葬です。
信仰深い人たちは教会へ行ったり、毎週お墓参りに行って祈り拝みます。
筆者
イタリア特派員
ピッパ
イタリアミラノへオペラ留学後日伊間を往復する暮らしを初め、結婚後はイタリア各地に移住。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。