函館で朝食&アロマ&温泉!「HOTEL&SPA センチュリーマリーナ函館」の連泊したい癒し系ステイ。

公開日 : 2023年06月13日
最終更新 :

北海道のなかでも人気の観光地、函館。その玄関口、JR函館駅や「函館朝市」にも近い「HOTEL&SPA センチュリーマリーナ函館」は、癒し系の快適ステイ空間でした。連泊したい理由をご紹介します。

函館港を望む「HOTEL&SPA センチュリーマリーナ函館」

HOTEL&SPA Century Marina HAKODATE
HOTEL&SPA Century Marina HAKODATE

JR函館駅から徒歩5分、函館朝市まで徒歩3分、人気の観光地、函館ベイエリアの金森赤レンガ倉庫まで徒歩約11分と、観光地へのアクセスにもよい立地にある「センチュリーマリーナ函館」。

系列の「センチュリーロイヤルホテル」(札幌市)、「釧路センチュリーキャッスルホテル」(釧路市)には宿泊したことがありますが、こちらは初めての宿泊です。

ワクワクしながら2泊3日、「HOTEL&SPA センチュリーマリーナ函館」に滞在しました。

Hotel reception floor
Hotel reception floor

シックなデザイン、落ち着いた雰囲気のフロントは、無料で提供しているコーヒーやデトックスウォーターなどのウェルカムドリンクを飲んだりしながらくつろげるスペースが多く居心地がよい雰囲気。
心地よい香りも漂っています。

Ceiling object with an image of the bottom of a ship
Ceiling object with an image of the bottom of a ship

そして"マリーナ"の名前が意味するように、「HOTEL&SPA センチュリーマリーナ函館」は、"プライベート・クルージング"をコンセプトとしているそうで、フロントの天井は船底をイメージしたデザイン。

エントランス前に豊富な水が溢れ流れる水盤と花の装飾、フロントの一角にある「バー ボイジャー」、木目が美しい上階へ続く階段など、目に入るたびに期待が高まります。

Hotel stay instructions
Hotel stay instructions

チェックイン時にひと通りの説明をしてもらえますが、"旅の栞"がカードキーと一緒に手渡され、ホテルの利用に関する詳細は、この旅の栞で改めて確認することができます。

旅の栞で最も印象的だったのは、朝食会場の"手書き見取り図"。
かわいいい手書きのイラストがわかりやすく、翌朝は料理の配置をしっかり確認して朝食会場へ向かいました。

ちなみに個人的感想ですが、チェックイン時に担当していただいたスタッフの方の応対が簡潔ながら親しみがあり、美声にも魅了されました。
おかげでホテルステイの期待感がさらにアップ!

客室の快適なシモンズベッドとソファ、絵画のような景観でくつろぐ

Double room on the standard floors
Double room on the standard floors

今回の滞在は、スタンダードフロアのダブルルーム。
シモンズ社と共同開発したオリジナルベッドのほかソファもあるので(鏡やライトを備えたデスクもあります)、仕事にもくつろぐにも快適な設えです。

"ネスプレッソ"マシンも備えられ、コーヒーブレイクもばっちり。お茶もついています。
また、ホテルには温泉大浴場がありますが、客室にはシャンプーなどを備えたシャワーブースがあります。

Port view from the guest room
Port view from the guest room

そして窓から見える景色。
函館の街や山並み、目の前の函館港を見ていると、出かけずにのんびりコーヒーを飲みながら客室に居たいと思うような快適さです。

とっておきの1日は、豊かな朝食から!@YUUYOO TERRACE

Breakfast restaurant "YUUYOO TERRACE"
Breakfast restaurant "YUUYOO TERRACE"

豪華な朝食バイキングで知られる「HOTEL&SPA センチュリーマリーナ函館」の朝食レストラン「YUUYOO TERRACE」(ユーヨーテラス)。
豊富な朝食メニューを自然光が差し込むダイニングスペースで楽しむ優雅な朝食が実現!

ちなみにチェックインの際、あらかじめ混雑を緩和するために希望の朝食時間(朝食時間は6時半~10時半)を尋ねられたのですが、その時間帯をめどに朝食会場へ行きます(予約ではありません)。
朝食会場へ入る前に込み具合によって多少の待ち時間が発生することはありますが、ウェイティングスペースで待った分、会場ではスムーズに余裕をもって料理を選んだり取ったりすることができます。

お米好き必見!道南生まれの"ふっくりんこ"やヴィーガンにも嬉しいお寿司まで!

Steamed local rice "Fukkurinko"
Steamed local rice "Fukkurinko"

お料理はいろいろありますが、まずは主食から。
道南生まれの"ふっくりんこ"と人気の北海道産米"ななつぼし"の玄米ご飯、発芽玄米の中華がゆもあります。

"ふっくりんこ"と"ななつぼし"は、温かいご飯がおひつに入っていますが、保温のための専用袋に入っているのもかわいらしく、ご飯のおいしさプラス、見た目の演出にも引かれて手が伸びてしまいます。

お刺身も贅沢なラインアップで、"ふっくりんこ"と一緒に好きなお刺身で海鮮丼も楽しめます。

Vegetable sushi
Vegetable sushi

ご飯コーナーにはこんなメニューも。
「寝かせ玄米野菜寿司」です。

写真はとうきび(とうもろこし)とオクラ。
日替わりで野菜が変わります。

野菜と玄米の組み合わせが新鮮かつ美味しく、ヴィーガンの方はもちろんですが、ヴィーガンではなくても素材の味を楽しめる逸品です。

Grilled rice ball with sea urchin for "ochaduke”
Grilled rice ball with sea urchin for "ochaduke”

ご飯好きには嬉しいひと品がまだありました。
写真は鰻の焼きおにぎり。その名も「焼きウナぎり」。
このままいただいてももちろんOKですが、出汁や薬味が用意してあり、焼きおにぎりに出汁をかけ、好みの薬味をトッピングしてお茶漬けを楽しめます。

こちらも日替わりで、翌日は「焼きウニぎり」でした。
贅沢なお茶漬けは、スイーツではなくとも別腹で楽しみたくなります。

そしておいしいご飯が進む北海道ならではの料理には、この日はスープカレーや函館近郊のエゾシカジンギスカンもありました!

"パンのお供"も充実なパンコーナー

パンコーナーは、クロワッサンをはじめ、数種類のパンが並んでいるなか、小ぶりのバゲットもありました。
おいしそうなパンを全制覇するには、一泊の滞在では難しいかもしれません。

Butter, cheese and sauce for bread and pancakes
Butter, cheese and sauce for bread and pancakes

パンのラインアップにバゲットをみつけて驚いていましたが、隣にはバターなどのコーナーが。
バターやレバーペースト、ひよこ豆ディップのほかフルーツソースもあります。
写真には写っていませんが、この下にはジャムも並んでいました。

Cured ham and Camembert cheese
Cured ham and Camembert cheese

ブルーチーズやカマンベールチーズ、生ハムもあるので、オリジナルサンドイッチもいただけます。
ちなみに、ドリンクコーナーにはスパークリングワインもあるので、車の運転をしない方は、チーズなどをおつまみに"朝シャン"も可!

Omelette cooked to order
Omelette cooked to order

パンに合わせたいのは、オムレツ。チーズやきのこなどのトッピングを選ぶとシェフがライブキッチンでオーダーに合わせてオムレツを作ってくれます。
このところ、卵不足の北海道(地域によって状況は異なる模様)、しばらく卵料理を食べていなかったので、目玉焼きやエッグベネディクトなど、豊富な卵料理をしみじみと味わう貴重な機会にもなりました。

新鮮で美しい野菜料理

日頃、なかなか手が回らない(?)野菜をさまざまなバリエーションでいただけるのが嬉しいサラダビュッフェも目移りしてしまうバリエーション。
しかも美しい!

Jellied vegetables
Jellied vegetables

魅力的なビジュアルのこちらは、サラダコーナーにある野菜のゼリー寄せ。
美味しい野菜をより美味しくいただけます。

Chilled vegetables
Chilled vegetables

こちらはシンプルに「冷やし野菜」。
冷えたみずみずしい野菜のおいしさを堪能できるうえ、お好みでバリエーション豊かなドレッシングをつけても。

Grilled tomatoes with basil sauce
Grilled tomatoes with basil sauce

こちらはサラダコーナーではありませんが「温野菜 トマトのロースト~バジルソース~」。
焼トマトにバジルが香るひと品です。

Grain salsa salad with brown rice
Grain salsa salad with brown rice

葉物野菜のなかに並ぶサラダのひとつ「玄米入り穀物のサルササラダ」。
「大豆ミートのレモンサラダ クミン風味」、北海道(札幌)発祥といわれる「ラーメンサラダ」などもありました。

「サラダはたくさん食べても大丈夫」と油断していると、種類が豊富であっという間にお皿がいっぱいになります。
サラダとはいえ、盛り過ぎ、食べすぎにはくれぐれも注意です。

Breakfast with ramen salad, grain salsa salad, eggs benedict and vegetable sushi from YUUYOO TERRACE
Breakfast with ramen salad, grain salsa salad, eggs benedict and vegetable sushi from YUUYOO TERRACE

目移りするなかで、慎重に厳選した朝食バイキングの第一弾。
サラダやエッグベネディクト、蒸し野菜のカボチャやラーメンサラダなどなど、食欲を刺激する料理に舌鼓を打ちながら、このあと何度も料理コーナーを巡ることになりました。

パンケーキ、ゼリー、ケーキ、ヨーグルトにフルーツ!麗しのスイーツ三昧。

Pancake with various toppings
Pancake with various toppings

チーズなどと合わせて食事にもできるパンケーキは、嬉しい小ぶりサイズ。
フルーツソースやヨーグルト、ケーキコーナーのホイップクリームをトッピングしたり、自由にアレンジできる点がさらに楽しい気持ちを搔き立てます。

Breakfast sweets
Breakfast sweets

ケーキはなんと、好きなサイズに自分で切り分けるスタイル。
エッグタルトがあるのも嬉しいラインアップです。

Gelly and fruits with açaí drink
Gelly and fruits with açaí drink

ゼリーやフルーツ、アサイージュースにもトッピングをして想像力も掻き立てる朝食バイキング!

旅先だからこそのゆっくりと時間をかけて朝食を堪能しました。
日替わりメニューもあるので、2泊3日の連泊で朝食メニューを満喫しようと計画したのですが、結果としては、1日目に食べられなかった日替わりメニューに未練を残すことになり、3泊してもう一度あのメニューを…と思うほど、食べきれないほど充実の朝食メニューでした。

補足すると…料理のおいしさに加え、3日目の朝、朝食会場を後にする際、朝食スタッフの方に「連泊、ありがとうございます」と声をかけていただき、「顔を覚えていてくれている?!」ととても驚くと同時に「また滞在したい!」と思うひと言でした。

天然温泉&温泉スパで至極のリラックスタイム

14th floor with hot spring
14th floor with hot spring

こちらは温泉大浴場「天然温泉 スパ ステラ」(5:30~24:30)がある14階。
温泉は褐色の温泉内湯、サウナがあり、温泉水はとろみを感じる優しい感触です。

サウナは女湯が「アロマミストサウナ」。爽やかなアロマが香るサウナ室のミストで、爽やかな香りに癒されると思っていたら、ソルトが備え付けてあり、ソルトを体につけて汗をじんわり出す塩サウナタイプ。
ちなみに男性用サウナは「ロウリュ サウナ」だそうです。

塩サウナのコツは、ソルトを体につける際にこすらず乗せること。
ミストの心地よさ、ソルト効果の発汗で気持ち良いサウナタイムに。
その後はシャワーで塩を流してサウナ室を出ます。

アロマミストサウナの癒しにとても満足していましたが、少し熱めの露天風呂でも極楽気分に。
ところが、さらに気持ちよいバスタイムを過ごせるのが「天空露天風呂 インフィニティ スパステラデッキ」です。

内風呂とは反対側に階段があり、15階に上ることができます。
そこが天空露天風呂です。

内風呂からも景色を楽しめますが、半分屋根がない天空露天風呂では、より解放感がある景色、夜景を楽しめます。
また、天空露天風呂には寝湯もあり、寝そべって体の力を抜くと、ぷかぷかと体が浮き上がり、広がる景色を眺めながらリラックスタイムを過ごせます。

客室ステイと"睡眠"を優雅にランクアップする「アロマ」効果

Aroma Bar on the second floor
Aroma Bar on the second floor

朝食、温泉と極上ポイントがいくつもあるHOTEL&SPAセンチュリーマリーナ函館ですが、客室の設えに加えてよりお部屋での滞在を心地よくしてくれるポイントがこちら、「アロマバー」(無料)。
2階のショップ「YUYOOマルシェ」の奥にあります。

Free rental stone diffuser
Free rental stone diffuser

天然アロマを21種類用意しており、実際に香りを試して好きなアロマを選び、カウンターにもっていくと、好きな香りを専用ストーンディフューザーにセットしてもらえます。

そしてそれを客室に持ち帰って香りを楽しめるサービスです。
連泊の場合、翌日またストーンディフューザーをカウンターに持っていって、ほかの香りをセットしてもらうこともできます。

Century Marina Original essential oil and aroma mist
Century Marina Original essential oil and aroma mist

センチュリーマリーナオリジナルのエッセンシャルオイルもあり、購入もできます。
ホテルフロントで感じた心地よい香りは、この香りだそう。

睡眠の質を上げるといわれる天然アロマ効果ですが、眠るときにベッドサイドに置いて蓋を開けるとほどよい香りが客室に漂います。

とてもよい香りだったので、滞在中、客室にいるときは、常にこの香りを楽しみました。

Free rental Pillows Bar
Free rental Pillows Bar

客室ステイでとても便利だったのは、「ピローズバー」(無料)。
「アロマバー」に隣接し、13種類の枕が並んでいます。

質感や高さなど、異なる素材の枕を選び、客室で使用することができます。
人によっては枕の高さによって睡眠の質が大きく左右されるので、ちょうどよい高さ、やわらかさの枕で眠ることができるのは、とても快適です。

「アロマバー」「ピローズバー」は、ともに17時から22時まで。
どちらも数に限りがあるので、特に枕を選びたい方は、早めに行くことをおすすめします。

このほか、ゆったりステイをしたい場合は、清掃不要な日の前日23時までにフロントに申し出ると、ホテル内で使用できるクーポン券を1室ごとにもらえました(2023年5月時点)。

タオルの替えはドアにかけておいてもらえるので、時間を気にせずマイペースな滞在ができます。
ちなみにいただいたクーポン券は、2階のショップ「YUYOOマルシェ」で函館土産を購入し、帰宅してから函館旅を思い出しながら、再度函館の味を楽しみました。

初めての「HOTEL&SPA センチュリーマリーナ函館」ステイ。
朝食のバリエーションや地元の味を堪能できるラインアップ、何度でも入りたくなる天然温泉とスパなど、滞在したい要素は満載です。

楽しい滞在を胸に、チェックアウトは最終日の朝食前に完了。
チェックアウト日の6時から手続きができ、専用カードキーに交換して出発時刻まで滞在できます。
出発時にはカードキーを専用ボックスに返却するだけでOK。

チェックアウトの人で込み合う時間帯に出発しましたが、待ち時間なくスムーズにホテルを後にできました。

函館朝市やベイエリアを気軽に散策する時間も楽しみながら、「HOTEL&SPA センチュリーマリーナ函館」とスタッフの方のきめ細かいサービスに魅了された2泊3日の滞在でした。

「HOTEL&SPA センチュリーマリーナ函館」のデータ

名称
HOTEL&SPA センチュリーマリーナ函館
住所
北海道函館市大手町22-13
TEL
0138-23-2121
チェックイン
15:00
チェックアウト
11:00
駐車場
有料あり(電気自動車充電設備あり)
アクセス
JR函館駅より徒歩5分
車で函館空港より約17分、新千歳空港より約3時間30分、札幌より約4時間15分

関連サイト

筆者

北海道特派員

市之宮 直子

小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。

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