ドイツの気候と季節ごとの服装
冬場は完璧な防寒対策が必要
ドイツは冬の寒さが厳しい。南のミュンヘンでさえ、まだ札幌よりも北に位置する。したがって服装を考えるとき
は、北海道よりもやや寒いくらいのつもりで用意するといい。夏は、猛暑の年もあるが、雨が降るとかなり冷え込む
日もあるので、カーディガン等の防寒着は必携。
ドイツ(ベルリン)と東京の気温、推移グラフ
ドイツ(ベルリン)でのおすすめの服装
夏(6~8月)
秋(9~11月)、春(3~5月)
冬(12~2月)
ドイツは日本よりもかなり北に位置している。緯度で比較すると、ドイツ南部のミュンヘン(北緯48度)は、北海道よりも北の樺太付近に当たる。冬場の服装は、北海道よりもやや寒いつもりで用意するといいが、夏はかなりの猛暑となる期間もあり、変化が激しい。同じ時期でも年によって傾向が違うので、出発直前の傾向をチェックしておこう。
日中の観光は歩きやすさを第一に考えたラフな服装で。高級そうなものを身につけていると、スリのターゲットになる。オペラ鑑賞や高級レストランなどへ行く予定の人は、男性はジャケットにネクタイ、女性はシンプルなワンピースにアクセサリーなどで変化をつければ、荷物もさほど増えない。
ドイツの町は石畳が多いので、ヒールが高い靴はとても歩きにくい。また、薄いソールの平らなサンダルも、石畳
からのダメージを受けて疲れやすい。靴底のしっかりしたウオーキングシューズやスニーカーがおすすめ。
季節ごとの気候
春(Frühling)
4月の天気は晴れたと思ったら雨が降ったり、1日のなかでも変化が激しい。数日の間に夏のようになったり、冬のようになったり。花々が咲き出して、春らしくなるのは5月の中旬を過ぎてから。そしてドイツならではのビアガーデンの季節がやってくる。
夏(Sommer)
梅雨はなく、日本より乾燥している。温暖化の影響か、最近は30度を超える暑さが続く年もある。中級ホテル以下
では、冷房完備のホテルは少ない。反対に、真夏でも雨が降るとかなり冷えるので、カーディガンかジャケットが1枚は必要。
秋(Herbst)
秋の訪れは早く、9月になると気温が下がり、朝夕の冷え込みが厳しくなる。10月になると日照時間もぐっと減り、日も短くなる。実りの秋、ブドウの収穫祭がワインの産地で開催され、紅葉も一瞬の輝きを見せる。
冬(Winter)
朝は8時過ぎまで暗く、夕方は4時過ぎから暮れ始める。雪は南部のバイエルンアルプスや東部のエルツ山地などで多
く積もる。厚手のコートに手袋、帽子など完璧な防寒対策が必要。路面が凍ることもあるので、滑りにくい靴底の靴を。
筆者
地球の歩き方ウェブ運営チーム
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