「地球の歩き方スペイン」が3年ぶりに改訂！現地の最旬＆注目トピックスをお届け

首都マドリードでは、コロナ禍前から準備が進んでいたラグジュアリーホテルや高級レストランなど、新スポットが次々と誕生しています。そのひとつが、かつて銀行や証券会社だった建物を改装した高級ショッピングモール「ガレリア・カナレハス」。アールデコの装飾が美しく、開業以来人気の撮影スポットになっています。

1階と2階は、エルメス、ルイ・ヴィトン、ヴァレンティノ、カルティエなど、一流ブランドのブティックが並び、見て歩くだけでも目の保養になります。また、旅行者にとってうれしいのが地下のフードホール。ミシュラン星付きシェフが手がけるレストランをはじめ、タパスバルやカフェが集結し、トップシェフの味を気軽に楽しむことができます。

バンクシー、カウズ、草間彌生をはじめ、今をときめくアーティストたちの作品を展示する「モコ・ミュージアム」。オランダのアムステルダムに続き、2ヵ所目となるミュージアムがバルセロナにオープンしました。場所はピカソ美術館があるモンカダ通り。16世紀の貴族の館を利用しており、歴史的建物とモダンアートとの組み合わせが印象的です。館内は写真撮影OK（フラッシュは禁止）なので、お気に入りの作品と一緒に記念撮影をして、SNSにアップしてみては？

2021年から格安高速列車の運行が始まり、今までRenfe（スペイン鉄道）一択だった列車の旅に、新たな選択肢が加わりました。現在運行しているのは、Renfeの高速列車AVEのローコスト版であるAVLO（アブロ）、フランス系のOUIGO（ウィゴ）、イタリア系のiryo（イリョ）の3社。いずれも、マドリード～バルセロナ、マドリード～バレンシアのほか、AVLOとiryoはマドリードとセビーリャ、マラガなどのアンダルシア間も運行しています。チケットの種類によっては座席指定や大きな荷物に追加料金がかかりますが、マドリード～バルセロナが最安で片道10ユーロということも！　列車を利用するときはぜひチェックしてみましょう。

■AVLO
URL：　https://www.renfe.com
■OUIGO
URL：　https://www.ouigo.com/es
■Iryo
URL：　https://iryo.eu

コロナ禍前と変わった点といえば、非接触型のクレジットカードが一気に普及したこと。タッチ（コンタクトレス）決済に対応しているカードがあれば、コーヒー1杯といった小額でも気軽に支払いができます。レストランやショップでは従来の接触型カードも使えますが、鉄道駅などに設置されている自動券売機はタッチ決済専用が多いので、要注意です。

また世界的にインフレが進んでいることや円安もあり、以前に比べると観光スポットの入場料や食事代が高くなったと感じます。「地球の歩き方スペイン24-25」では、食事代を節約する方法や、少しでもお得に旅するためのテクニックを紹介しています。ぜひ参考にして、スペインの旅を満喫してくださいね。

※当記事は、2023年7月19日現在のものです。

TEXT：中田瑞穂（シエスタ）
PHOTO：有賀正博

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・URL：　https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省：新型コロナウイルス感染症について
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