【スペイン】バレンシアで食べるイースターのお菓子

公開日 : 2024年03月31日
最終更新 :

今日は復活の日曜日です。

一般にスペインでは聖週間や復活祭のシーズンにはトリーハスというお菓子(スペイン版フレンチトースト)を食べると言われれていますが、私が住むバレンシアでは違ったものを食べます。

それは、モナ・デ・パスクワ、パン・ケマード、そしてトルタ・デ・パサス・イ・ヌエセスです。どんなものなのか、写真でご紹介しましょう。

モナ・デ・パスクワはペイントされたゆで卵かエッグチョコ付きのパンで、カラフルシュガーがかかっています。なお、パスクワというのはスペイン語で復活祭のことです。

モナ・デ・パスクワ
モナ・デ・パスクワ

バレンシアでは毎年復活祭のお菓子コンクールが開かれていて、今年で37回を迎えました。その結果を見て、1位にになったモナ・デ・パスクワのパン屋さんHorno Moreno Ponceへ行ったのですが、10人くらい並んでいました。私の番になった時はプレーンはなくチョコレートコーティングされたものしかなかったので、それを買って帰りました。モナ・デ・パスクワのパンはパサついていることもあるのですが、これはさすが1位にになっただけあり翌日でもパサパサになっていませんでした。

ドーナツではありません。チョコレートがかかったモナ・デ・パスクワです
ドーナツではありません。チョコレートがかかったモナ・デ・パスクワです

パン・ケマードは丸っとしたパンで、上にざらめやメレンゲがのっています。これは復活祭のシーズン以外でも売っているのを見かけます。パン・ケマードとは焦げたパンという意味なのですが、焦げた味はしません(笑)。写真を撮り忘れたのですが、昨日の朝食にいただきました。

パン・ケマード
パン・ケマード

トルタ・デ・パサス・イ・ヌエセスは名前の通り、レーズンとクルミを使った平たいパンです。何軒かパン屋さんを覗いたのですが、大きなものしか売っていなかったので、今年はまだ食べていません。これも復活祭シーズンでなくとも売っていることがあります

トルタ・デ・パサス・イ・ヌエセス
トルタ・デ・パサス・イ・ヌエセス

トリーハスも食べないわけではありませんが、バレンシアでは復活祭にはこの3つのパンを食べる習慣があります。見かけたらぜひ試してみてくださいね。スーパーでも売っていますが、やはりパン屋さんで買うことをオススメします。

筆者

スペイン特派員

田川 敬子

東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。