グルメ市場の先駆け マドリードのサン・ミゲル市場
スペインの首都マドリードの中心部にあるマヨール広場のすぐ近くにあるサン・ミゲル市場。ガラス張りで美しい建物は1916年に完成したもので、地元の人が食材を買いに来る普通の市場でした。が、その後2009年にグルメ市場としてリニューアル。グルメ市場と訳しましたが、スペインではGastromercadoやMercado Gastrónomico(ガストロノミー市場)と呼ばれています。
従来の市場とは異なり、グルメ市場にはすぐに食べられる食品やビール、ワインなどの専門店が並んでいます。好きなお店で好きな飲み物を買い求め共同スペースのテーブルに持って行って食べる、いわばフードコート的なスペースなのです。
小腹が空いたときや、食事前のアペリティフにはもってこいの場所!! もちろんここで昼食や夕食を食べてもOK。食後のデザートやコーヒーを提供する専門店も入っています。
私がアペリティフで行くときには、ピクルス専門店でおつまみを買いビールか白ワインを飲むのが定番です。その後赤ワインを飲むときはチーズ専門店でチーズも買います。ほかにもパエリア専門店やシーフード専門店、パン屋さん、生ハムや腸詰専門店などなど、いろんな食品を売っています。日本人には特にオススメしませんが、お寿司と和食のお店も。入ったらまずはぐるっと1周して、何を食べるか考えてみましょう。観光客向けなので、たまに「高い!」と思うものもあります。
このサン・ミゲル市場の成功で、その後スペイン各地にグルメ市場が誕生しました。コルドバやビルバオなど私も何か所か行きましたが、一番好きなのがやはり先駆けのここです。マドリーにお越しの際はぜひ足をお運びくださいね。
筆者
スペイン特派員
田川 敬子
東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。
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