泳ぐだけじゃない!ワイキキ・ビーチが10倍楽しくなる過ごし方
ハワイといえば、ワイキキ・ビーチですよね! ダイヤモンドヘッドを背景に、どこまでも続くホワイトサンドビーチ、そして透きとおった真っ青な海。テレビでハワイ番組が放映されると、必ず出てくる場面です。
そのような見慣れた風景ですが、在住者の筆者でさえ、ワイキキ・ビーチを見渡すと、心が安らかになりホッとします。ここには、人を穏やかにする何かがあるようです。眺めたり、パチャパチャと泳いだりするだけではもったいない。せっかくハワイに来たのなら、ワイキキ・ビーチをしっかり楽しみましょう。今回は、安全に快適にワイキキ・ビーチで過ごす方法をご案内します。
王族の避暑地だったワイキキ
ワイキキは、ハワイ語で「湧き出る(kīkī)水(wai)」という意味があります。かつてワイキキと呼ばれる場所は、マノアやパロロという近隣の谷も含まれた広大な場所でした。そこには湿地帯が広がり、天然の真水が湧き出て、ハワイ王族の人々が避暑に訪れていました。王族の別荘もあちこちに存在したそうです。
今ではオリンピック競技種目にもなっている現代のサーフィンは、ワイキキが発祥の地だといわれています。1700年代には、レクリエーションとしてのサーフィンが行われていたとの記録も残っています。
ワイキキで避暑を楽しんでいたハワイ王族も、こぞってサーフィンを楽しんだそうです。
目の前に広がるワイキキ・ビーチで、ハワイ王族が夏の余暇を過ごし、サーフィンを楽しんだなんて、なんとも感慨深いものがあります。
ワイキキ・ビーチで王族みたいに遊んでみる
海水浴や日光浴もいいですが、せっかくワイキキ・ビーチに来たのなら、かつてのハワイ王族のようにマリンアクティビティを楽しんでみてはいかがでしょうか?
初心者でも大丈夫!まずはレッスンを受けよう
ワイキキには、有名なサーフスポットが9ヵ所ほどあります。なかでも、クイーンズやカヌーズは、ローカルサーファーにも人気です(筆者も、かつてはクイーンズでサーフィンをしていました)。
とはいえ、初心者がいきなりサーフボードを担いで海に出るのは危険なので、サーフレッスンを受けるのがおすすめです。
元祖ワイキキ・ビーチボーイが1955年に設立した「ワイキキ・ビーチサービス」なら、デスクがロイヤルハワイアンのプールデッキにあって便利です。
ワイキキの海をよく知っているインストラクターに、基本からしっかり教えてもらいましょう。
最近人気のスタンドアップパドルのレッスンもあります。
サーフィンやハワイ伝統のアウトリガーカヌーを楽しむ
レッスンが終わったら、さっそくサーフィンを楽しんでみましょう。
サーフボードの上に立つサーフィンのほかにも、ハワイの伝統的なアウトリガーカヌーを使ってのサーフィンもできます。このアウトリガーカヌーでは、ご馳走ばかり食べていた運動不足で体力不足の王族が、座ったままでサーフィンを楽しんでいたとか。アウトリガーカヌーは安全で泳ぎに自信がない人でも参加できます。
ビーチでのんびりするのも醍醐味
サーフィンやアウトリガーカヌーを楽しんだあとには、かつての王族に思いをはせながら、ビーチでゆっくりしましょう。
ビーチアンブレラがあっても、ハワイの日差しは強いのでご注意ください。日焼け止めを忘れずに。万が一忘れた場合でも、ロイヤル・ハワイアン・ホテル内にはワイキキ・ビーチサービス直営店があり、日焼け止めやラッシュガード、ハットやサングラスを購入できます。
ワイキキ・ビーチサービス直営店
- 住所
- ロイヤル・ハワイアン・ホテル内プールデッキ
- 電話番号
- 808-388-1510(日本語対応)
ビーチで快適に過ごすための必需品
そのほかにも、ビーチで役立つものがあります。ビーチに出かける前に、ABCストアに立ち寄ってみましょう。ABCストアはワイキキに約40軒あるコンビニエンスストアです。
ビーチでも、水分補給を忘れずに。ビーチアンブレラの下では、水やジュースでしっかり水分補給してください。気をつけたいのはアルコール。ビーチを含む公園や道路等の公共の場でのアルコール類の飲酒は州法で禁止されており、罰金の対象になります。
ハワイ王族がサーフィンを楽しんだビーチを子供たちにも楽しんでもらいたいですね。そのような時には、この巨大浮き輪がお役立ちです。大人でもしっかり使えるサイズです。
サーフィンやアウトリガーカヌーで体を動かした後には小腹が空くかもしれません。スナックも忘れずに。ビーチで食べるスパムむすびは最高です。
ビーチでは安全第一
穏やかに見えるワイキキ・ビーチですが、天候によって波が高くなったり、うねりがあったりする時があります。
ワイキキ・ビーチには、ホノルル市のライフガードが常駐しています。ライフガードは、厳しい訓練を受けた「海のプロ」です。ワイキキ・ビーチの地形や潮流なども熟知しているので、どこで泳げばいいのかなど質問があれば聞いてみましょう。
また、岩場で足を切ったり、クラゲに刺されたりした場合にも応急処置をしてくれます。
ビーチでは、ライフガードやビーチに掲出される標識やサインの指示に従いましょう。
ワイキキ・ビーチを楽しんで!
太平洋のど真ん中にプカプカと浮かびながら、ダイヤモンドヘッドや真っ白なワイキキ・ビーチに立ち並ぶホテルを眺めて、開放感満開のバケーションを楽しんでください。
サーフィンに挑戦してアクティブに過ごしたり、ビーチアンブレラの下でスパムむすびを食べたり、ビーチを素足で歩くだけでもよし。さまざま楽しみ方ができるのがワイキキ・ビーチです。
監修:地球の歩き方
筆者
ハワイ特派員
小嵜 有美
昭和、平成、令和にわたってホノルル暮らし。現在はフリーで編集者/ライターそしてハワイ企業の広報担当として活動中。ハワイの食ならお任せください!
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