2023年11月14日タイ寒季入り。11月27日にはロイクラトン祭り開催

公開日 : 2023年11月15日
最終更新 :
筆者 : Taeko

はじめに

みなさま、サワディーカー。タイ気象庁より、タイの寒季入りが発表されましたので、お知らせします。寒季と言えば、毎年、1年の内最も水面が高く、明るい満月の日の夜(今年は11月27日)に、ロイクラトン祭り(タイ語表記に合わせると、ローイクラトン祭り)が開催されます。また、日々の天気や今後増加すると思われているPM2.5等確認できるウェブサイトを合わせてお知らせしますので、参考になればと思います。

目次

2023年11月14日、タイは寒季入り

毎年10月下旬頃に寒季入りが宣言されるタイですが、今年(2023年)の発表は遅く、11月14日当日、タイ気象局より、11月14日にタイが寒季(タイ語:ฤดูหนาว:ルドゥーナウ)※入ったと発表されました。タイ全域における最低気温は23度未満になり、風向きの変化が見られるとのこと。季節としては、「雨季」から「寒季」になったわけですが、タイ南部及びタイランド湾においては、11月16日~19日にかけては大雨が予想されており、同期間中、チャオプラヤー川の水位が大変高くなることについて、注意喚起されています

※タイ語の「ルドゥーナウ」の「ルドゥー」は「季節」、「ナウ」は「寒い」という意味なので、英語ではWinter seasonと訳されることが多いです。日本人にとっては涼しいと感じることは増えますが、寒く感じることはほとんどないため、また、雨季の終了ということもあって、「ルドゥーナウ」には「乾季」や「乾期」という訳が付けられることもありますが、それには別のタイ語が存在しますし、雨が降ることはまだ予想されていますので、本記事では、タイ語に合わせて、「乾季」ではなく、「寒季」という用語を用いたいと思います。

今後は、雨による冠水や渋滞など、雨季ほど意識しなくて済みそうですが、例年、ロイクラトン当日に雨が降ることがありましたので、今月はあと1度ぐらいバンコクでも雨が降るかもしれないと思っていてもよいでしょう。また、気温は低くはなりますが、雨雲がなくなり、日中は日差しが強く感じることも多いので、晴雨兼用折り畳み傘を携帯しておくと便利だと思います。

室内ではエアコンが強い所もありますし、これから2月頃まで北部や東北部では朝夕の冷え込みが激しいこともありますので、期間中、タイ滞在の方は羽織物があると便利でしょう。

2023年のロイクラトン祭り(灯篭流し)

ロイクラトン祭り(งานลอยกระทง, Loy Krathong Festival)は、タイの陰暦12月の満月の日に行われます。今年は11月27日(月)が満月なので、今年のロイクラトン祭りは11月27日の予定ですが、前後数日かけてイベントを催すところもあります。

今年は、タイ語のタイ観光庁のFB(https://www.facebook.com/ThailandFestivalの情報によると、タイの首都バンコクでは、以下の2か所で規模の大きなロイクラトン祭りが開催されるようです。
11月24日~28日(日本語のタイ観光庁のウェブサイトの情報によると、~12月3日まで※)、場所: Yodpiman Flower Market(ヨートピーマン・フラワーマーケット) and Khlong Phadung Krung Kasem(パドゥン・クルンカセーム運河、フアランポーン近く)
11月27日、場所: Rama VIII Bridge(ラマ8世橋) and Wat Arun(寺院「ワット・アルン」)
※情報が出てきたばかりで、ウェブサイトによって多少情報が異なります。今後、詳細情報が追加されたり、多少変更されるかもしれません。

その他、バンコクでは、身近な公園、大学構内、ホテルやアパートの一画等で、ロイクラトン祭りが開催されます。先日記事「駅から徒歩圏内!お城の風景を楽しめる!タイ・バンコクの新しいナイトマーケット「JODD FAIRS: DanNeramit(ジョッドフェアズ・デーンネラミット)」」で紹介した新ナイトマーケット「JODD FAIRS DanNeramit」では、2023年11月24日~11月27日の期間中、ロイクラトンのイベント「THE MAGICAL LOY KRATHONG FESTIVAL」を開催予定です。

ロイクラトン祭りが初めての方は、過去の記事ですが、このお祭りの目的や開催場所、その様子等、以下に書いた記事も参考にしていただけたら嬉しいです。最近は、アイコンサイアム前でも花火が上がるようで、この時期のチャオプラヤー川のディナークルーズも人気のようです。

「気軽に参加、鑑賞できるタイの伝統行事「ロイクラトン祭り」とは ~バンコク都内の公園2拠点をご紹介」(2018年11月21日公開)
「タイは寒季入。まもなくロイクラトン祭り。Bangkok River Festival 2020も開催予定!」(2020年10月27日公開)

ロイクラトン祭りの名称は、バンコク以外の県によって名称が異なる場合がありますが、機会のある方は、アクセスしやすいところへ、タイの伝統行事を見に行ってみてはいかがでしょうか。

参考サイト一覧

筆者が参考にしているサイトは以下です。サイトにもよりますが、タイでは、公式ウェブサイトより、SNS(FacebookやX)等での情報発信が活発で、分かりやすく感じます。

バンコク洪水管理センター(ศูนย์ป้องกันน้ำท่วม กรุงเทพมหานคร、Bangkok Flood Control Center)のウェブサイト
http://weather.bangkok.go.th/
バンコク洪水管理センター(ศูนย์ป้องกันน้ำท่วม กรุงเทพมหานคร、Bangkok Flood Control Center)のX(旧Twitter)
https://twitter.com/BKK_BEST
バンコク首都圏内の雨の状況が1時間おきに更新されるので、通知をONにしておくと、便利で、2時間前後の情報はかなり正確に把握できると思います。
タイ気象局 (タイ語:กรมอุตุนิยมวิทยา、英語:Thai Meteorological Department)ウェブサイト
https://www.tmd.go.th/
タイ気象局 (タイ語:กรมอุตุนิยมวิทยา、英語:Thai Meteorological Department)FB
https://www.facebook.com/tmd.go.th/
タイ全体の天気予報や公式な発表が掲載されますので、全体の動きが把握しやすいです。
大気質指標(AQI:Air quality index)
https://www.iqair.com/
筆者は、AQIのアプリをインストールしてチェックしていますが、1週間の天気予報とPM2.5を確認できます。PM2.5を把握するには便利ですが、週間天気予報はあまり当たらない印象です。
Thailand Festival(タイ観光庁案内)のウェブサイト
https://www.thailandfestival.org/index
2023年11月タイ国内各地のロイクラトン祭り開催日程
https://www.thailandtravel.or.jp/news/126794/

最後に

以上、タイの気象情報とイベント情報でした。タイ滞在の際の参考になれば幸いです。それではみなさま、サワディーカー。

筆者

タイ特派員

Taeko

2011年10月から、夫の転勤で、タイのバンコク在住。

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