札幌の秋には焼き芋が似合う!11/5まで開催の「さっぽろ焼き芋テラス2023」@中島公園
2023年11月5日まで、札幌・中島公園で「さっぽろ焼き芋テラス」を開催中。札幌のひんやりした秋には、ほっこりした焼き芋がよく似合います。
紅葉の中島公園で、秋を味わう!
「焼き芋テラス2023」の会場、中島公園は、イチョウの並木をはじめ菖蒲池の周りや日本庭園のモミジなど、紅葉真っ盛り。
その一角、南9条広場(こぐま座横)で、サツマイモをテーマにしたイベントが「焼き芋テラス2023」です。
昔はサツマイモといえば、九州や本州で栽培されるものと思っていましたが、近年は、北海道でもサツマイモの栽培があちこちでおこなわれるようになり、最近では北海道産のブランドサツマイモも誕生しています。
そして私もサツマイモ好きのひとりで、先日も発売されたばかりの「由栗いも畑のキャラメル」(北海道由仁町・栗山町で栽培されているブランドサツマイモを使ったお菓子)を買い求めたほどです。
札幌も紅葉真っただ中、秋真っただ中で、朝夕は冷え込むこともありますが、会場にはパラソルや屋根付きテーブル席のほか、周りをシートで被うことができる屋根付きスタンディング席にはストーブもスタンバイしており、安心してサツマイモフードを楽しめそうです。
食べ比べたいオーソドックスで新しい"焼き芋"
会場に到着するまでは、おいしい焼き芋が食べられる、くらいの気持ちで向かいましたが、並んでいる商品を見てびっくり。
ひと言で焼き芋といっても、予想以上に種類が多かったからです。
サツマイモの品種の違いはもちろん、品種によってここまで色が違うの?というものや、作り方(焼き方)の違いもあります。
どれもおいしそうで、ひとつに選ぶのは難しい!
こちらは、最初に手にした"ザ・焼き芋"といいたくなるような「琥珀スイート」(700円)。
おいも屋いも平の焼き芋です。
そして、「いもや」の2種類の焼き芋!
品種は"ホワイトスイート”と"紅娘"ですが、その名の通り、ジャガイモと見まがうほどの白さのホワイトスイート(500円)。そして中身がほぼオレンジ色の紅娘(1本500円)。
紅娘は甘さをしっかり感じますが、後味は意外にスッキリ。
そして、見た目の白さとは異なり(?)、ホワイトスイートも食べてみると甘いサツマイモ。
はっきりと感じる甘さにしっとりした食感が印象的です。
こちらのホワイトスイートは、鹿児島産のかなり希少なサツマイモだそうです。
その白さと甘さは、ぜひ会場で体験してみてください。
昔ながらの"焼き芋"ですが、バリエーション豊かにアップデートされている味を楽しめます。
アレンジなサツマイモ
焼き芋のほかにもこれほどサツマイモ商品にバリエーションがあるとは知りませんでした。
写真↑は、札幌の農家高橋ファームの「丸干し・皮付き干し芋」(500g/1,000円)。
焼き芋かと思ったら、干し芋です。
しっとりとしていて甘く食べやすい!
切らずに皮付きの丸ごと干すのでこのしっとり感と甘さになるそう。
進化系(!?)の干し芋!
そしてこちらも高橋ファームの気になる「さつまいもシュガー」(200g/500円)。
こちらは、ねっとり甘く、コクがあっておいしいサツマイモです。
サツマイモを揚げて"キャラメルシュガー"をまぶしているそう。
そして、サツマイモアレンジの定番、よく見かけるタイプの"干し芋"も何種類も販売しており、価格も450円~1,800円とさまざま。
写真は、それぞれ左から"焼きいもや"、"やきいもLabo"、"おいも屋いも平"で販売していた干し芋です。
「金蜜芋のほしいも」も皮はついていませんが、丸干しタイプで、金蜜芋の甘さと丸干しで、まるで羊羹の甘さと食感です。干し芋の違う世界の扉を開けた気がしました。
手軽に食べたい、そして間違いのないおいしさの芋けんぴ。
こちらは、"おいも屋いも平"のボトル入り「いもけんぴ」(400円)。
2種類の味で、コクがある黒糖味とさっぱりの白糖味です。
こちらは初めての味、「やきいもブリュレ」(400円)。
焼き芋がそのままおしゃれなスイーツに早変わりしたような「やきいもブリュレ」は、カスタードクリームが香る焼き目も香ばしいブリュレです。
クレームブリュレよりあっさりした感じでいただけるテイストでした。
ホットコーヒー×サツマイモスイーツ
スイーツに合わせたくなるドリンクのひとつは、コーヒー。
中島公園の東向いにある「Smooch Coffee Stand」も出店していました。
コーヒーの種類はいろいろあり、「本日のコーヒー」(550円)も3種類から選べます。
目の前で、1杯ずつドリップで入れてもらえるのも嬉しい。
コーヒーと合わせたくなったサツマイモの超アレンジスイーツ(勝手に命名)がずらりと並んでいたのは、スウィーツ&カフェ「奏春楼」(そうしゅんろう)。
紅はるかを使った「さつまいもプリン」(500円)、紅あずまを使った「さつまいものシュークリーム」(400円)など、見た目もかわいいスイーツが7種類、しかもイベント限定のオリジナルスイーツだそう。
写真は「さつまいものパフェ」(800円)。シルクスイートを使っており、パフェは食感が異なる何層にもなっていて、食べ応えも十分です。
Smooch Coffee Standの酸味系本日のコーヒーと一緒にいただきました。
こちらはコーヒーではないですが、「大学芋専門店おいもさん」の「焼きいもホットラテ」(400円)。
なかなかお目にかからないドリンクとサツマイモ尽くしのペアリングもできます。
ワイン・ビール×サツマイモ料理
スイーツ系のフードだけではないのが「焼き芋テラス」をさらに楽しめるポイントです。
こちらは「芋 WINE BAR」。
スパークリング・赤・白・ロゼと各種ワインのほか、この時期に飲みたいホットワイン、シードルや日本酒、焼酎もそろっています(各700円)。
さらにビールは「サッポロクラシック」(700円)と「琥珀エビス プレミアムアンバー」(800円)がオンタップで、クラフトビール「BBB BLACK BOLD BE-LIEV-ER」(1,000円)も楽しめます。
そこで、昼に、夜に、ワインやビールで楽しみたいメニューもありました。
サツマイモとチーズを使ったピザやパイ(700円~)など、おつまみのほかランチにもよさそうです。
そして「芋 WINE BAR」で提供しているフードのサツマイモは、北海道栗山町の井澤農園が栽培している「由栗いも」(ゆっくりいも)でした!
よりバル気分で楽しめるテイストのフードもあります。
写真は「朝イカ墨サフランライスさつまいも添え」「トリッパのトマト煮込み」「秋刀魚のグリル」で構成された「お得な3種セット」(2,200円)。
ワインやビールが進むお味です。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
各店舗で使っているサツマイモは、北海道産・北海道外と産地もさまざまで、この機会にいろいろなサツマイモの品種を食べ比べたり、意外な調理法や組み合わせのサツマイモフードに出会ったり、思いがけない発見があるかもしれない「焼き芋テラス2023」です。
ひとりで立ち寄って選りすぐりのサツマイモを味わったり、数名で出かけていろいろな商品をシェアしたり、日曜以外は夜20時までやっているので、特に中島公園近隣のホテルに滞在中の方は、ぜひ足を運んでみてください。
ひんやりした札幌の秋と甘いサツマイモ、とてもしっくり来る組み合わせだと思います。
「さっぽろ焼き芋テラス」のデータ
- 名称
- さっぽろ焼き芋テラス2023
- 開催期間
- 2023年10月27日(金)~11月5日(日)
- 営業時間
-
平日 12:00-20:00
土曜・祝日 10:00-20:00
日曜 10:00-18:00 - 会場
- 中島公園 南9条広場(こぐま座横)
- アクセス
- 地下鉄南北線「中島公園駅」3番出口より1分
筆者
北海道特派員
市之宮 直子
小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。
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