【クアラルンプール】2023年ディーパヴァリの風景

公開日 : 2023年11月08日
最終更新 :

マレーシアの三大民族といえばマレー系(ムスリム)、中華系、インド系です。
ヒンドゥ教を信仰する人々にとって重要な祝日となるのが、ディーパバリ、ディーワーリー、ディワリ(Deepavali)
※呼び方はサンスクリット語、ヒンドゥ語などの違い。諸説あります。
2023年の今年は11月12日です

善が悪を打ち破ったという伝説に基づくもので、別名「光の祭典」とも呼ばれています。
インド系の装飾はカラフルで色が鮮やかななのが特徴ですが、光が主役のため夜にライトアップされたデコレーションも美しく映えます。

all rights reserved by Pavilion KL(Public Relations-Marketing)
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光と色彩はヒンドゥ文化へのオマージュであり、闇に対する光、無知に対する知識、悪に対する善の勝利の象徴である。

パビリオンKLプレスリリース

11月1週目のにパビリオンKL(Pavilion KL)の前の噴水にはすでにデコレーションが登場していました。
今年のテーマは「Love and Light Deepavali」。

さまざまなイベントごとに登場するデコレーションはクアラルンプールの外せないスポットとなっていて、毎回そのスケールに驚かされます。
光の勝利の象徴であるディアの灯り(Diyas lamps)と米絵のデザインが地面に描かれています。
ディアの灯りとはヒンドゥ語で伝統的なオイルランプを意味しています。

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イベントでは伝統的なインドの民族衣装を身につけた人々が踊り、ディーパバリ(Deepavali)を祝います。
インド系の人々だけではなく他民族や外国人も民族衣裳を身につけて祝福に参加したり、デコレーションの前で楽しそうに写真を撮ったりといったりする光景が見られるのも多民族国家マレーシアならでは。

光が闇に打ち勝った伝説のキーアイテムとなる油ランプ
光が闇に打ち勝った伝説のキーアイテムとなる油ランプ

日中でもオレンジと黄色を基調としたインドの雰囲気があふれる色使いとデザインは大変目をひくのですが、夜になりランプに灯りが灯り出すとさらに心躍るお祭りらしい雰囲気に包まれます。
週末にはデコレーションを背景に写真を撮影する人々がひっきりなしに訪れていて大変賑わっていました。

米絵(コーラム)をイメージしたペイント
米絵(コーラム)をイメージしたペイント

コーラム(米絵)が描かれた地面は絶好の自撮りスポットになっていました。
入れ替わり立ち替わり撮影する人がひっきりなしに記念撮影。
インドでは繁栄と富の女神を迎入れる意味もあり、家の前に描かれることが多いのだそうです。
彩色した米を使って精密に描かれるのですが、出入りの多い場所だけにすぐに形もなくなってしまいます。
しかし、繁栄をもたらし、悪の侵入を防ぎという民間伝承があるそうでインドでも地方によっては毎朝の習慣となっているところもあるそうです。
もちろんアートとしても素晴らしい作品となっていますね。

ブキッビンタンのランドマークの一つ噴水
ブキッビンタンのランドマークの一つ噴水

インド系の人々にとっては日本でいうお正月前のような雰囲気が感じられるこの時期。
この日も美しい色をした民族衣装を着た女性が家族で写真を撮影している光景を見ることができました。
四季のないマレーシアですが、こうして民族ごとのイベントで時が移ろいでいくのを感じます。

(撮影by逗子マリナ)
※一部画像は広報より提供された素材を使用。その他は撮影許可取得済。
※写真の無断転載禁止

施設名
パビリオン・クアラルンプール(Pavilion Kuala Lumpur)
住所
168, Jln Bukit Bintang, Bukit Bintang, 55100 Kuala Lumpur
営業時間
10:00〜22:00

筆者

マレーシア特派員

逗子マリナ

2016年からクアラルンプール 在住の主婦兼フリーランスライター。

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