札幌の初雪は、2023年11月11日!"天気雪"の空模様
とうとう、札幌に冬が到来しました。
2023年11月11日の深夜から雪が降り始め、朝目覚めると、雪が積もっているところも。
週間天気予報でも週末には初雪になると予報されていましたが、昨日から冷え込みはじめ、2022年より5日早い初雪、札幌管区気象台によると、平年に比べ10日ほど遅い初雪になりました。
写真を撮影した午前10時の気温は3度。日本気象協会によると、札幌では早朝6時頃に0度以下に下がったそうです。
札幌の最高気温は、つい4日前には17度、2日前には15度だったので、さすがの道産子もこの気温差になれるには時間がかかりそう。
山の方向を見ると、カラマツの紅葉の奥、頂上付近は雪が積もっているうえ、霞み具合から雪が降っているようです。
平地も昨日の風に吹かれた落ち葉の上に雪が積もっていました。
こちらは車のフロントガラスに積もっていた雪。
この辺りでは、深夜、初雪にしては例年に比べかなりの雪が降ったことがわかります。
そして気温3度で雪がちらついているのですが、天気雪!
太陽が照っているので、陽光が当たっている部分の雪は解け、日陰には影の形のまま雪が残っています。
降っている雪の大きさで、寒さ具合がわかるのですが、ちらつく雪がとても小さいので、こんなときは気温が低め、つまりかなり寒いことがわかります。
初雪は気温が比較的高めの雪、時には"ぼたん雪"が降ることもあるので、2023年の初雪は、お天気雪だったり、数日前まで暖かかったのに小さな雪が降っているという点で、少し珍しい初雪では、と思っています。
ちなみに2枚の写真↑は2022年11月16日、昨年の初雪のようすです。
わずかに太陽が見える天気雪ともいえそうですが、雪はかなり降っており、そしてこのあと雪は雨に変わりました。
札幌市内、近郊の街路樹としてもよく見かけるナナカマド。
真っ赤な色のナナカマドの実は、これからの雪景色では、唯一の鮮やかな色になります。
そうこうしていると、10分も経たないうちに、遠くの山の景色が変わってきました。
雪の降り方が強くなってきたようです。
すると、平地では日が差していますが、降る雪は多くなってきました。
空を見上げると粉雪と雪雲、そして青空。
2023年、札幌の初雪はお天気できれいな初雪模様でしたが、青空が見えている分、放射冷却で気温は低いまま推移しそうです。
日本気象会の天気予報によると、ここ数日の札幌の最高気温は4-5度、最低気温はマイナスの日が続きます。
道路の雪はすぐに解けてしまい、まだしばらくの間、歩くには支障はないと思いますが、足元は冷え込むので、そろそろ厚底の靴(冬用の靴)でもよいかもしれません。
これから北海道に訪れる方は、マフラーや手袋の用意もお忘れなく。
寒くなると同時に乾燥する季節でもあるので、喉のケアなどにも注意してください。
ちなみにマスクは防寒にも重宝します。
雪の季節、寒くなりますが澄んだ空気のなかで景色を楽しめるシーズンでもあるので、防寒をしっかりして北海道旅を楽しんでください。
筆者
北海道特派員
市之宮 直子
小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。
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