小雪の候、眠り始めた山梨の山々~八ヶ岳、南アルプス連峰、富士山

公開日 : 2023年11月24日
最終更新 :
筆者 : 水月

こんにちは~山梨特派員の水月です。
俳句では、冬の季語に「山眠る」があります。冬の山の静まりかえったさまを言い得ていますね。まさに今、山々は眠り始める季節を迎えています。

立冬を過ぎ、次に大雪を迎えるこの季節は、二十四節気の20番目「小雪(しょうせつ)」。ちらちらと雪が降り始める季節を指します。2023年は、11月22日~12月6日が「小雪」にあたるそうです。
ここ明野町でも、先週初雪が舞いました。トップの写真は、その翌朝の八ヶ岳連峰です。

アップにすると、荘厳さが際立ちますね。
左から「編笠山(2,524 m)」「権現岳(2,715 m)」「阿弥陀岳(2,805 m)」「中岳(2,700m)」「赤岳 (2,899 m) 」「横岳(2,829 m)」。

山の名前を知りたい方は、こちら。
【人気の山梨県北杜市"田舎暮らし"の楽しみ方~山の名前を知る】

最高峰、赤岳です。雪化粧が、なんとも似合う山じゃありませんか。

八ヶ岳から、左(西)にスクロールしてみましょう。

南アルプス連峰が、まるで大きく両手を広げるようにそびえています。

実際には、写真よりももっと迫力あるんですよ。

左から「薬師岳(2,780m)」「観音岳(2,841m)」ちょんと尖ったオベリスクが特徴の「地蔵岳(2,764m)」と並ぶ3つの山は「鳳凰三山」。お釈迦様が横たわったようにも見えるといわれています。

左から「アサヨ峰(2,799m)」「甲斐駒ヶ岳(2,967m)」「鋸岳(2,685 m)」。

定点観測している明野町浅尾の「浅尾工区完成記念碑」がある場所から撮りました。
韮崎から向かうと市役所の明野支所の前を通過する23号線を仁田平方面にまっすぐ走った途中、バス停「浅尾」を通り過ぎた辺りです。

富士山は、同日、同じ明野町の「あけの農さん物直売所」近くから。雪がべったりと貼り付いていますね。

須玉町大豆生田で
須玉町大豆生田で

こちらは11月初旬、7日の富士山。10月に冠雪した雪が11月に入ってからすっかり解けているのは珍しいそうです。富士山、ちょっと恥ずかしそう。
それでも山々は、その年その年によって冠雪と雪解けを繰り返し、冬へと向かっていくのですね。

 小雪や古りしだれたる糸桜  飯田蛇笏

山梨が誇る近代日本の俳壇を代表する俳人、飯田蛇笏の句です。
小雪舞う季節の山々、楽しんでいただけたでしょうか。

春の山々の様子は、こちら
【5月山笑う候、夏を待つ山梨の山々~八ヶ岳、南アルプス連峰、富士山】

厳冬期の山々の様子は、こちら
【大寒の候、美しく雪化粧した山々~八ヶ岳、南アルプス連峰、富士山】

立冬の候(小雪の少し前)の山々の様子は、こちら
【立冬の候、彩り粧う山梨の山々~八ヶ岳、南アルプス連峰、富士山】

どうぞ、あわせてお楽しみください。

筆者

山梨特派員

水月

2000年に山梨県北巨摩郡明野村(現 北杜市明野町)に移住。田舎暮らしを始めました。3人の子育て経験や女性ならではの視点、食いしん坊の資質を生かして、山梨の魅力を発信していきたいと思っています。

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