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【イタリア・ヴェネツィア】ミラノから電車で世界遺産の町ヴェネツィアを楽しむ
ヴェネツィアは、歴史が詰まった町並とゴンドラ、ラグーンなど幻想的な雰囲気で世界中の人々を魅了しています。
ミラノから電車で2時間半の距離にあるヴェネツィア、日帰りでカーニバルが始まったばかりのヴェネツィアを訪問しました。
今回は、観光最新情報、おすすめグルメ、島内の移動手段などご紹介します
水の都ヴェネツィア
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ヴェネツィアは海上都市として知られ、世界のなかで最も美しいとされるサン・マルコ広場や中世の街並み、美しい運河が魅力です。
地図を見ると魚の形をしたヴェネツィア本島のほか、本土、特色ある島が点在しています。
■代表的な本島以外の島
・本島のサン・マルコ広場から見える「サン・ジョルジョ・マッジョーレ島(San Giorgio Maggiore)」
・ベネチアングラスで有名な「ムラーノ島(Murano)」
・カラフルな町並と伝統工芸品レースで知られる「ブラーノ島(Burano))
・世界的にも有名なヴェネツィア国際映画祭が開催される「リド島(Lido)
・ヴェネツィアで1番古い歴史のある「トルチェッロ島(Torcello)」
一方で、地球温暖化により水位上昇の影響で冬から春にかけて「アクア・アルタ」と呼ばれる浸水の懸念があります。街中にはアクア・アルタ用の歩行通路が設置されています。
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世界3大カーニバルのひとつ、ヴェネツィアのカーニバルとは
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今年のカーニバルは、1月27日から2月13日まで開催。
期間は毎年異なり、1月下旬から2月の上旬に始まり、四旬節が始まる前日の火曜日に終わります。
カーニバルの起源は、ヴェネツィア共和国が敵に勝利したことを祝った1162年頃。人々がサン・マルコ広場に集まり、踊りながら勝利を祝い、ベネチア人が身元を隠すため仮面を使用したことが始まりです。
数世紀にわたって開催されるものの17世紀後半に廃止。19世紀に復活し、ヴェネツィアカーニバルは年月を経て世界最大規模で最も人気のある祭典に成長しました。
カーニバルの壮観さと、華やかな衣装や仮面は世界的にも有名です。
衣装や仮面は、職人の手仕事で作った作品から路面店で気軽に購入できるものまで街のあちこちで販売しています。
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仮面の価格は、5ユーロほどのシンプルのものから数万円するものも。衣装専門店もあるのでその場で購入して、カーニバルの衣装に着替えることもできます。
ヴェネツィアのカーニバルの魅力は、誰もが参加できること。カーニバルの時期は、ほとんどの人が仮面をつけているので、一緒に華やかな衣装を纏ってカーニバル気分を味わってください。
カーニバル期間中は、さまざまなイベントが開催されているので公式ホームページのチェックを忘れずに。
ヴェネツィアへ行ったらバーホッピング!バーカロでチケッティを楽しもう
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ヴェネチアの名物に、「チケッティ(Cichetti)」というお酒と一緒に食べる軽食があります。
街中には、立ち飲みバー「バーカロ(Bacaro)」が点在し、長居はせずバーホッピングをしながらドリンクと軽食を楽しむのがヴェネチアンスタイル。
定番のチケッティはバゲットの上に、さまざまな食材がのせられています。ヴェネツィア郷土料理でもある「鱈の塩漬けのバッカラ」「鰯の南蛮漬けサルデ・イン・サオール」など。
おすすめのカクテルは「スプリッツ」。1920年にヴェネツィアで誕生した「セレクトSelect 」というリキュールとプロセッコが入っています。
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さらには、ヴェネツィアの新鮮な魚介類も見逃せません。レストランでは、イタリアのラグーンで取れた大ぶりのムール貝が堪能できます。
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ヴェネツィアのあるヴェネート州はプロセッコやソアヴェ、アマローネなど有名なワイン生産地です。ヴェネツィアへ行ったらイタリアの美食を存分に堪能してください。
ヴェネツィア巡りの移動には水上バスがおすすめ
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ヴェネツィアの移動には、水上バス「ヴァポレットVaporetto」の利用が便利です。
チケットは、片道9.50ユーロ(日本円約1,500円)で、デイチケット、3日間チケットなどあります。
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本島の真ん中を通るルートを利用すると木造の「アカデミア橋」、観光スポットの「リアルト橋」の下を通り、街並みを一気に水辺から堪能できます。
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注意点は、カーニバルの時期はサン・マルコ広場に水上バスが止まらないこと。
グーグルマップでは、サン・マルコ広場からサンタ・ルチア・ヴェネツィア駅に戻るルートが表示されていましたが、実際行ってみると案内係の人に近くの水上バス乗り場を案内されました。
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街の風物詩ゴンドラは、30分80ユーロから(日本円約12,700円から)移動手段や思い出に残るアクティビティとして体験できます。
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日帰りでも十分に楽しめるヴェネツィア
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ヴェネツィアのいちばんのおすすめは、街中を歩いて散策すること。
ときには道に迷い同じ場所を周り、ひとりしか通れない細い通りを歩き、バンクシーの作品に遭遇することも。
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そのなかで、かわいらしいお店や市場、美しい町並を堪能して写真に残すのもヴェネツィアを楽しむ旅のひとつでもあります。
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観光には、サンタ・ルチア・ヴェネツィア駅からサン・マルコ広場まで歩いて行き、帰りは水上バスに乗って戻るコースがおすすめです。
散策しながらカナル・グランデにかかるリアルト橋を歩き、ドゥカーレ宮殿やサン・マルコ寺院、鐘楼へ立ち寄り、アカデミア美術館を鑑賞、水上バスを利用するとスムーズです。
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今回は電車を利用しましたが、前回は車でミラノからヴェネツィアへ行き、本土に車を停め、本島へ向かうバスを利用しました。平日でも人が多く、駐車場を探すのに時間がかかった経験があるので、車で行く場合は朝早い時間に到着するのがおすすめです。
冬の間は、寒く霧が出ていることが多いので、防寒対策をしっかりして観光を楽しんでください。
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筆者
イタリア特派員
Shiho Yamaguchi
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