ラスベガスからも支援!能登半島地震 災害支援募金イベント開催

公開日 : 2024年02月22日
最終更新 :

能登半島地震 災害支援のチャリティイベント

入り口に置かれた手作り感たっぷりのイベントサインボード
入り口に置かれた手作り感たっぷりのイベントサインボード

去る2月18日(日)、ラスベガスで「令和6年 能登半島地震 災害支援募金イベント(2024 Noto Peninsula Earthquake Fundraiser)」が開催されました。

このイベントは「JFAN」(毎年恒例の「秋祭り」を主催しているNPO)が主催し、「Ninja Karaoke」(個室カラオケ&バー)の協力を得て行われたもので、会場での寄付のほか抽選券などの売り上げが、現在被災地にて緊急災害支援活動を行っているNPOに寄付されます。

会場はラスベガス・ダウンタウンの「Ninja Karaoke」にある、イベント仕様のバックヤードです。当日は、気温も上がり、半袖のTシャツ1枚でも問題ないほどの暖かさで、屋外でのイベント日和。「友だちに誘われてきました」という学生や「息子の友人からイベントのことを聞いたので、来てみたのよ♪」というシニアのご夫婦、ベビーカーを押した家族連れなど、幅広い年齢層の来場者60人ほどがイベントを楽しみました!

ラスベガスならではのエンタメ満載の2時間

2時間という限られた時間のイベントでしたが、コンテンツは盛りだくさん。
中でも、シルク・ドゥ・ソレイユ**などで活躍しているパフォーマーさんたちによるクラウンショーは、楽しさ満載で会場を沸かせてくれました。

赤鼻に派手な衣装とメイクで、茶目っ気たっぷりでひょうきん者のクラウンたちが、ジャグリングからミニサーカス芸まで、客席を巻き込んで会場は笑いの渦に。まさにラスベガスならではの、ショータイムと言えるでしょう。

** ラスベガスでは現在、人気のショー「O」や「KA」をはじめ、シルク・ドゥ・ソレイユの6つの常設公演が行われています。

沙燦 SAZAN Yosakoi
沙燦 SAZAN Yosakoi

さらに会場を盛り上げてくれたのが、地元よさこいチームの迫力たっぷりの演舞です。2年ほど前に結成されたチームはその名も「沙燦 SAZAN(サザン)Yosakoi Las Vegas」。

小学生の女の子も含めた12人のチームが、アメリカでもポピュラーな「鬼滅の刃」など3曲を披露。色鮮やかでゴージャスな衣装と一糸乱れぬカッコいい踊りに観客席からは拍手の嵐でした。

チャリティイベントには欠かせないラッフル(抽選会)も大盛況。賞品は、ショーチケットやアジアンレストランのギフト券、Tシャツやカラオケの割引チケットなど、小さなイベントにもかかわらずかなりの充実ぶりです。司会者が抽選券の番号を読み上げるたび、会場には当選者の歓声と落選者のため息が交錯したのはいうまでもありません(笑)。

来場者の笑顔でほっとする

今回のイベントの企画・運営には、私もお手伝いで加わりました。準備期間はほぼ3週間しかなく、イベント用のウェブサイトを作ったり、SNSで告知をしたものの、どれくらいの人たちが参加してくれるのかと、一抹の不安を感じていたというのが正直なところ。

でも蓋を開けてみれば、当日は予想していたよりもたくさんの人たちが来てくれました。参加してくれた人、運営に携わった人、当日ボランティアでヘルプしてくれた人などなど、みんなの笑顔がイベントの成功を物語っていたと思います。

ジャークチキンやナチョスがおいしい、カリビアン料理のフードトラックも駆けつけてくれました
ジャークチキンやナチョスがおいしい、カリビアン料理のフードトラックも駆けつけてくれました

日本を離れて暮らしていると、日本で災害が発生した時など、何も手助けできないと感じる歯痒さのようなものがあります。海外で暮らす多くの人が抱える共通の思いではないでしょうか。太平洋を隔てた日本と自分の距離がふだんよりも遠くなったように感じることも。
同時に、日本人でなくとも、日本が大好きで、被災地の人々に心を寄せている地元の人たちも私の周りにはたくさんいます。

ラスベガスでは、2011年3月の東日本大震災の際も支援募金やチャリティイベントを開催しました。今回もさまざまな人たちの助けを借りながら支援募金を集める機会を作れたことで、私たちなりの支援〜能登半島への温かい支援の輪を広げる第一歩となったのではないかと感じています。

支援募金はイベント終了後も継続しており、寄付金サイトGoFundMeを通じて支援を募っています。

筆者

アメリカ・ネバダ州特派員

石川 葉子

ラスベガスに来て20年ちょっと。ローカルツアーオペレーター出身のフリーランスライターです。

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