マーケットで振り返る8月のサンフランシスコ(公共交通機関情報あり)
8月は2回満月があるとっても珍しい月でした。2回目の満月をブルームーンていいますが、この満月は今年最大スーパームーンつまり、スーパーブルームーンが8月30日。ここ数日間暑いサンフランシスコは夕涼みにちょうど夏休み最後の夜の天体イベントにぴったりの夜になりそうです。
さて、今月は一気に”ウリ系”が出回りました。
ウリと言ってもメロンから、ピーチファームのメロンは安くて甘い。マーケット終わりくらい1時半頃に駆け込み、なんと半額にしてくれたので、大きいのを選んだら重くて大変でした。舌切り雀のお婆さんになった気分で帰宅。
冒頭の写真:The Peach Farm
エアルームオーガニックガーデンのきゅうりの種類は4つ
左奥:レモンきゅうり、皮が薄い黄色、中身は薄緑の涼しい色合いのきゅうり。薄い輪切りでサンドイッチにおすすめです。大きい柔らかいタネがユニーク。
右奥:アルメニアンきゅうり、縞々模様を生かし乱切りに、コリコリ感を楽しみましょう。
左手前:マンデリアンきゅうり、(メロン+きゅうり)➗2な味です。
右手前:アメリカンきゅうり、ほぼ白に近い薄緑の皮が珍しい。きゅうりらしからぬ柔らかい食感がびっくりです。
二つに折るとパーンと水が弾ける日本のきゅうりに比べて、どれも柔らかめです。マンデリアンきゅうりを糀でつけてみたら日々甘さが強くなって漬けてから3日間ほど”味変”で楽しめます。リピ買いしたきゅうりでした。
Heirloom Organic Garden
オクラのネバネバは夏バテにいい! あまり暑くならないサンフランシスコでも暑いときは暑い。そんな時には、沸騰したたっぷりの塩湯にオクラをドボン(火傷に注意)1分ほど茹でざるにあげる。中は少し生かもしれませんが、少し冷めたら細かく切って、オクラの分量の10%塩糀をまぶして冷蔵庫で15分くらい。紫色は、加熱で色が飛んじゃうので緑になりかけた瞬間にお湯からあげるといいですよ。
Lucero Organic Farms
ダーティガールファームの主力商品は、”ドライファームトマト” 畑に水を与えず育てます。これからレストランを中心に10lbの箱買いする人が増えていきます。その前の主役、今月は色鮮やかなビーンズ!さやごと食べる豆?さやから取り出して食べる豆?お店の方に聞いてみましょう。
Dirty Girl Produce
フィフスクロウファームの野菜は、どれも丹精込めて作られた感じがします。なぜなら食べ方を聞くと全て答えてくれるのからです。作り手がベストな食べ方を知ってるって大切です。
この週はスイートペッパー4種類
左:ジプシーベルは薄緑色が優しい。薄くスライスしてお塩振って生で食べてみてください。
*生食用イタリアンスイートペッパーとベルペッパーのハイブリッド野菜
真ん中:パープルアイランダーも加熱しない食べ方を研究中薄い輪切りにしてサラダに乗っける
右:ポブラノペッパーは、メキシコ料理に欠かせない食材で、ローストして詰め物して食べるといいですね。メキシコ版肉詰めピーマン!
左下:ベルペッパー(緑)強火で一気に炒めてみても、生でもOKな万能ピーマン
Fifth Crow Farm
グラスコフファームで発見したのが「フレンチプルーン(French Prunes)」大きさは、プラムよりやや小粒で3〜5cmくらいの細長い形が珍しい。1ポンド(lb≒453g)$4.00 、1lbバスケットで$3.50、3lb袋入りは$8.00と随分細かい値段がついていました。早速お味見してみたら、果汁は少ないけど甘いのなんのってびっくり!おじさんニッコリ^ ^ 「フレンチプルーンは古い品種なんだよ」と一言。みんなに分けてもいいと思い3lbの袋入りを買いました。
Glashoff Farms
傍にフレンチプルーンのレシピのコピーがありました。枚数があまりなかったので次回もらう事にしました。
プルーンと聞くと健康食品を思い出すのは私だけでしょうか?果物関連の資料だとプルーンは西洋スモモを指すようで、コーカサス地方から中国やヨーロッパに広がっていった。アメリカでプルーン栽培が盛んになったのが1800年代中期、カリフォルニアゴールドラッシュ後半の頃です。フランス人が植えた苗木を基に品種改良してカリフォルニア・プルーンができた… なるほどだから古い品種と言っていたのですね。
プラムは果汁が多いので生食用に向いています。プルーンは生食用でもドライでも食べられます。
「いい匂いがするから買うわオレ」とバジルの葉っぱをわしづかみして袋に入れていたSFFD消防士さんたち。チームでショッピングする光景もファーマーズマーケットでよく見かける風景で、平和な空気が流れる瞬間です。
Eatwell Farm
実はアクセス便利なフェリービル!公共交通機関を使ってみよう
毎週土曜日(通年)開催しているフェリービルのファーマーズマーケット。実はベイエリアでも多種多様なアクセスがある場所の1つです。
エンバカデロ&マーケット・公共交通機関とパーキング情報
◆ 近くにあるMUNIバス停:1・2・6・9・9R・14・14R・Fライン・Nバス輸送
511.org/transit
◆ ケーブルカー:カリフォルニアストリート線
511.org/transit
◆ エンバカデロBART駅:サンフランシスコに行くすべてのBARTライン(赤、黄、緑、青の線)が運行しています。
bart.gov
◆ カルトレイン:キングス&4th駅からN-Judahに乗り換え
Caltrain.com
◆ フェリー:サウサリート・オークランド・アラメダ、ラークスパー⇔フェリービル
San Francisco Bay Ferry.com
◆ 駐車場:最寄りに2ヶ所
Golden Gateway Garage
Embarcadero Center 4 Parking Lot
週末はレイバーデーウィークエンドになりこの連休が明けると全米の夏休みが終わります。飛行機や道路が今年最大の混雑となる予想。
マーケットも晩夏の食材から初秋の食材にシフトしていました。9月は秋の味覚が次々登場するでしょうね。見慣れた秋の食材、ちょっと珍しい食材など、引き続きみていきたいと思います。
筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
美丸(Mimaru)
サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。
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