阿里山

アーリシャン

登山、鉄道、ハイキングを楽しめる

阿里山は台湾で最も人気がある観光地のひとつ。単体の山の名前を指すのではなく2000m級の、尖崙山、祝山、対高岳山など約20の高山から構成されたエリア一帯を指す。最高峰は2663mの大塔山。

神木と呼ばれる巨木の森や祝山での御来光見物、春を彩る満開の桜、山並みをぬって走るレトロな森林鉄道、原住民ツオウ族の文化など、阿里山には自然の豊かさと歴史文化を感じさせる多くの見どころがある。また花のような香りがする阿里山高山茶や、阿里山コーヒーの産地でもある。ほとんどの地域が2000m以上の高地にありながら、観光設備も十分に整い、安心して訪れることができるのも人気の理由だ。一般の観光地としては阿里山森林鐵路の沿線と阿里山森林遊樂區がメインとなる。

阿里山を代表する5つの絶景「阿里山五奇」

日の出

日出の約1時間前に阿里山駅から運行される「日の出列車」の利用が便利。シーズンによって発時間が変更となるため、必ず事前にHPで確認しよう。https://afrch.forest.gov.tw/Ja 終点の祝山駅(標高2451m)の目の前に展望台があり、そこからの景色が絶景。

夕日(夕霧)

辺り一面をオレンジ色(黄金色)に染める夕日。晴れた日に夕日が山肌を染めながらゆっくりと山間に沈んでいく様子はまさに神秘的。雲海がが発生するタイミングと夕日の時間が重なると、雲で夕日の光が反射されまるで雲が燃えているような不思議な景色を目にすることもできる。

雲海

11~4月が雲海がもっとも出現しやすいシーズン。山間部の気流が不安定な時は「雲瀑」とよばれる雲が滝のように流れる様子を見ることもできる。阿里山の雲海は台湾八景のひとつにも数えられている。

鉄道

日本統治時代に木材を運ぶために整備された森林鉄道で、現在では阿里山へのアクセスに必要不可欠な交通手段となった。インドのダージリン・ヒマラヤン鉄道、チリとアルゼンチンを結ぶアンデス山鉄道とともに世界三大登山鉄道のひとつとされている。

神木

阿里山には樹齢が1000年を超える台湾ヒノキや紅檜が多く群生している。散策するには晴れた日が望ましいが、雨や霧が出ている時はより神聖な雰囲気を醸し出す。

写真

  • 阿里山森林鐵路 ©iStock

    阿里山森林鐵路 ©iStock

  • 樹齢1000年を超える巨木が多く自生している ©iStock

    樹齢1000年を超える巨木が多く自生している ©iStock

  • お茶の栽培も盛ん ©iStock

    お茶の栽培も盛ん ©iStock

FAQ

阿里山の気候は?

高所にあるため、真夏は最高気温が20~25度ほどと過ごしやすい。朝晩は冷え込むこともあるので、羽織るものを持参しよう。冬は積雪することは稀だが防寒対策はしっかりと。年間を通して雨が多いのでレインコートなどの雨具は必須。

阿里山の日出時間は?

基本情報

アクセス
台北から
バス 台北轉運站バスターミナル(地図P.69-C2)より國光客運1835「阿里山」行きバスが週末のみ20:45発(11〜2月は21:45発)、所要約6時間10分、690元。
嘉義から
阿里山森林鐵路 台鐵嘉義駅より十字路駅まで1日1便(土・日3便、祝2便。土・日の1便は奮起湖まで)、所要約3時間、459元。
バス「 嘉義火車站」バス停(地図P.205-A4)より嘉義縣公車7322「阿里山」行きバスが毎日10便、所要約2時間30分、240元。または高鐵嘉義駅より嘉義縣公車7329「阿里山」行きバスが毎日4便、所要約3時間、278元。
日月潭から
バス 員林客運6739「阿里山」行きが8:00、9:00発、所要約4時間、337元。
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