阿里山森林鐵路

アーリーシャンセンリンティエルー

森の中を走る観光列車

嘉義から2000mの高度を上り阿里山にいたる狭軌の山岳鉄道が、阿里山森林鐵路だ。2020年3月現在、残念ながら全線運行はされていないが、線路の修復が進められ、十字路駅までが運行可能になっている。前身は、日本統治時代に阿里山の森林資源に目をつけた台湾総督府が敷設した木材運搬用の鉄道。1904年から建設が始まり、1912年には主線がほぼ開通した。敷設は難工事で、急勾配を緩和するループ線や折り返し式のスイッチバックを多用していた。この鉄道で運び出された阿里山の檜の大木は、日本の名だたる寺社の建材に使われた。戦後は観光客を運ぶ旅客鉄道として活躍し、1986年には御来光見物客を運ぶ祝山線も開通したが、度重なる地震や水害により不通となる区間が多く、2020年3月現在、嘉義~十字路(土・日曜の1便は奮起湖まで)、阿里山~神木、阿里山~沼平、阿里山~祝山の間のみ運行されている。

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