カタジュタ(オルガ岩群)

Kata Tjuta (The Olgas)

ウルルの西約45km にある巨岩群。高さ546m(海抜1069m)のマウントオルガをはじめとする大小36 の岩からなる一帯の総称で、「たくさんの頭」を意味する先住民による呼び名カタジュタが正式名称となっている。1872 年、探検家アーネスト・ギリスが西洋人として初めて発見した際に、時のスペイン王妃にちなんで「オルガ」と名づけられたことから、オルガ岩群という名称も定着している。カタジュタもウルル同様に古生代の堆積層が侵食されてできた。ただ扇状地上流にあったために、小石があまりくだけず礫岩層となった場所がもととなっている。一見すると似たような岩肌だが、実際に近寄ってみるとその違いもわかるはずだ。またこの地も先住民の聖地であり、食料を得るとき以外、女性と子供の立ち入りは禁止されていた。

カタジュタ観光のハイライト 風の谷

カタジュタ内深くまで踏み入ることができるのが風の谷。駐車場から1 周約7km のトレイルがある。駐車場から1kmほどのカル展望地Karu Lookout からの景観が最初の見どころ。巨大な岩山の向こうに広大な大地が続く、壮大な景色だ。さらに進むとトレイルの分かれ道があり、あたりにはさまざまな砂漠性植物やユーカリの木も見られる。

南側、巨岩に挟まれた狭いトレイルを進む。この一帯が本来風の谷と呼ばれる場所。突き当たりが、最大の見どころカリンガナ展望地Karingana Lookout だ(駐車場から片道約2.5km)。両側にそびえる巨岩の間を風が吹き向け、その向こうに広がる大地、そして遠くにもカタジュタの他の岩々が点在する。まるで、地球上の光景とは思えない景色に感動を覚えるはずだ。カリンガナ展望地から、渓谷を抜けカタジュタの懐部分の大地を歩き、カル展望地下の分かれ道まで戻る。このトレイルをすべて歩くと約4 時間。カリンガナ展望地往復でも2 〜3 時間は必要だ。

風の谷のウオーキングルートは日中36℃を超える予報が出ている日は、11:00 以降クローズとなる。そのため早朝ウオーキングがおすすめだ

基本情報

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