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【イタリア・ナポリ】ナポリ中央駅近く行きつけトラットリアへランチ

ピッパ

ピッパ

イタリア特派員

更新日
2023年6月20日
公開日
2023年6月20日
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皆さん、こんにちは!

さて、先日ある午前中ピアニストのマエストロところへ歌の合わせに行ってきました。
イタリア歌劇場のオペラの合唱部分を仕事では歌いますが、個人ではソロのオペラのアリアをはじめ全オペラ歌います。
今年は新しいいくつかのオペラアリアが歌えることを目標にし、ピアニストのところへ譜読みに行ったり、音楽的なことを勉強したりしています。
その上、今月からさらに歌のテクニックに磨きをかけるため、このピアニストの紹介により、新しいマエストラのところへ行くことにしました。イタリア国立音楽大学院修了後、マスタークラスやオペラの養成所や研究所、歌劇場のアカデミアには何度か通いましたが、当時ついていたピアニストから<そろそろ自分一人でコントロールしないと、いつまでもマエストロのところに行かないといけないみたいにメンタル部分で依存すると、舞台で歌うときにはひとりで歌わないといけないし、舞台のそでにいつもマエストロがそばにいるわけではないから、このままではいざというとき、急に不安になってしまうことがあるよ>言われ、その後、この助言を聞き、しばらく歌のテクニックのマエストロのところには通わず、一人でコントロールしていました。

自分自身である程度歌え、歌う上で、声や喉にはなんの問題もありませんでしたが、以前から目標にしたいた難関なオペラアリアやオペラ全部が歌えるようになりたいと思っていましたので、それにはやはり新たにマエストロに聞いてもらい、グレードアップな技術やアドヴァイスが必要だと感じました。

自分流には歌えたとしても、新たにレベルアップするためには、やはり歌のマエストロには通った方がいいと思います。特に歌劇場で歌う現役歌手ならなおさらです。

年齢も重ね、声に渋みも出てきたころで、今年はここ数年前とは違って体調も良く、前向きに<いつやるの?今でしょ!>と再度勉強することがいいと思ったからです。

声楽家は体が楽器、歌う前には必ず発声練習し音の音色調整をします。
ピアノで言いますと調律師が音を一音一音作っていくさまです。
バレエではストレッチを毎日しますよね。
野球なら毎日素振りするとか、サッカーも地味なトレーニングがありますよね。
オペラ歌手は自分の耳で自分の声を聞くことにどうしても限界があり、体の反応や動きを感じながら音を聞き、一音一音音程がぶれていないか作っていきます。
音程だけでなく、声の丸みが一定しているか、低音、高音、中音のバランス、フレーズ、アジリタ、パッサッジョなど。

オペラを歌うときは基本マイクは使いませんので、全身を使って体で支えて息の流れで。。。

これまでいろんな歌の先生に習いました。筆者が目指している、イタリア留学を決めた、どうしても取得したい理想な歌い方があるのですが、まだ未完成なため、あともう一息なのに、誰かに教えてほしいなあと切に探しに探しましたが、なかなか良い出会いがなく、その理想な歌い方を教えてくれる人がイタリア国内でも少なくなっていて、探してもなかなか見つかりませんでした。声楽の唱法はたくさんあります。どれが正しくてどれが間違っているといういい方は良くないとは思いますが、それぞれ歌っていくうえで各自好きな歌い方、理想な歌い方はあると思われます。

筆者にも理想で好きな歌い方があり、ここにきてようやく偶然にも自宅の近くに、その発声法を教えてくれるマエストラが住んでいて<これでやっと教えてもらえる!>とほっとしたと同時に<これは私にとって運命、宿命だ!>と<この歌のテクニックを一生かけてもマスターするぞ!>と心から誓いました。
オペラ歌手として歌劇場で重要な役を歌わせてもらえても、イタリアの歌劇場で合唱団として働かせてもらえても、自分が納得のいく理想な歌い方でなければ、、、心の中のどこかでいつも葛藤していました。

ありますよね、仕事に対するこだわりといいますか、どんな仕事でも、例えばシェフで大変人気で有名であったとしても自身がもし納得のいく一皿がいまいち作れていなかったとしたら?!ピッツア職人もパスタの生地からこだわりがありますし、ラーメン屋さんやうどん屋さん、お蕎麦屋さんもしかり、建築家が理想のビルを建てるときに予算の関係などの事情で、自身が思っていた建物とかなり変わってしまったとか?!

これから取得できるまで何年かかるかわかりませんが、どんなにかかってもこの唱法で歌っていきたいと思っています。誓った後、急におなかが空いたのでというのか、いつもおなかは空いていて、、、苦笑
いつもの行きつけのところへランチに行きましたのでご紹介します。

3種類の野菜のグリル
ペペローニのオーブン焼き

ここは気軽なワインもたくさん売っていて、ちょっとした飲み屋さん的な、定食屋さん的なきさくな雰囲気でかつ家族経営で感じの良いアンナさんがウエイトレス、お財布にも優しく、アンナさんのお母さんが作ってくれ、本場ナポリのマンマの味がしておいしい。。。

いかがでしたでしょうか?

ナポリ中央駅近くですので、気軽にランチを食べに行ってみませんか?

筆者も食べてからさらにパワーが付きました。

<インフォメーション>

<レストラン名>Enoteca e Trattoria La Cantinetta

<住所>Via Michelangelo Ciccone, 30, 80142 Napoli NA, Italia

<電話> +39 081 554 3288

ピッパ

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