アメリカのビザ・パスポート・入出国
地球の歩き方がアメリカのビザ・税関・検疫・予防接種などをご案内。アメリカへ渡航する際、ビザが必要か不要か、ビザの種類や申請方法、パスポートの残存有効期間についてなど、渡航する際の注意事項や、入出国に関するお役立ち情報満載です。
地球の歩き方からのオススメ情報
アメリカの
入出国とビザ
90日以内の観光、商用が目的ならば基本的にビザは不要。ただし、頻繁にアメリカ入出国を繰り返していたり、アメリカでの滞在が長い人は入国を拒否されることもある。なお、ビザ免除者はESTAによる電子渡航認証の取得が義務付けられている(陸路入国を除く)。
パスポート
パスポートの残存有効期間は、入国日から90日以上あることが望ましい。
ESTA(エスタ)
ビザ免除プログラムを利用し、ビザなしで飛行機や船でアメリカへ渡航・通過(経由)する場合、インターネットで(携帯電話は不可)ESTAによる渡航認証を取得する必要がある。事前にESTAの認証を取得していない場合、航空機への搭乗や米国への入国を拒否されることがあるので注意が必要だ。一度ESTAの認証を受けると2年間有効で、米国への渡航は何度でも可能(日程や訪問地を渡航のたびに更新する必要はない)。なお、最終的な入国許可は、初めの入国地において入国審査官が行う。 アメリカへの渡航が決まったら、早めにESTAによる渡航認証を申請・取得しよう(出国の72時間前までの取得を強く推奨)。従来の申請後の即時承認がなくなったため、早く済ませたい。 申請は親族、旅行会社(有料)など本人以外の第三者でも可能。
ESTAの有効期間
原則2年間。ただし、認証期間以内でも、パスポートの有効期限が切れるとESTAも無効になる。また、氏名やパスポート番号の変更があった場合は再度申請を行うこと。
ESTAの登録料
料金:$14
- * 支払いはクレジットカード、デビットカード:American Express, Diners Club, JCB, Master Card, VISA
- * 詳しくはアメリカ大使館・領事館のウェブサイトを参照。地球の歩き方のウェブサイトでも、ESTA記入の方法をわかりやすく説明している。
ビザ免除プログラムの改定について
2015年ビザ免除プログラムの改定、およびテロリスト渡航防止法の施行により、2011年3月1日以降にイラン、イラク、北朝鮮、スーダン、シリア、リビア、ソマリア、イエメンに渡航、または滞在したことがある場合は、ビザ免除プログラムを利用して渡米することができない。該当する渡航者は、アメリカ大使館で通常のビザを申請する。詳細はアメリカ大使館のビザ免除プログラムで。
- * ビザ・パスポート等の情報は予告なく変更されることがある。必ず大使館、領事館または旅行会社で確認。
18歳未満で入国する場合
両親に引率されない子供が入国する場合は、両親または同行しない親からの渡航同意書(英文)が要求される可能性がある。詳細はアメリカ大使館に問い合わせを。
税関
現金(T/Cを含む)1万ドル以上は要申告。酒類は21歳以上で個人消費する場合は1L、おみやげは$100相当まで無税。たばこは200本(または葉巻50本、刻みたばこなら2kg)まで無税。野菜・果物、肉類や肉のエキスを含んだすべての食品は持ち込み禁止。
電子たばこの持ち込み
免税の範囲は、中身のたばこは通常のたばこと同じ200本に相当する量まで。
検疫
日本からアメリカへの渡航の際、以下の持ち込みが禁止されている。
- - a:果物類、野菜類、植物類、種物、食物、昆虫類、植物性産物
- - b:肉類、食肉加工品、動物、動物・野生生物製品(卵、肉エキスを含む食品も禁止)
- - c:病因体、細胞培養、巻貝類
- - d:土壌
- * アブサンのような度数70%を超えるアルコールも持ち込み禁止。
- * 肉エキスを含む食品の例として、カップ麺、ふりかけ、カレールウ、インスタントスープなどがある場合。
旅の準備/旅の準備と手続き

知っているようでいざというときに慌てがちな旅の準備と手続き。
パスポートの申請、ビザについて、海外旅行でのお金について、などを解説します。
■パスポート申請時の注意点
■受領と切り替え申請について
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