冬のフランス土産、クリスマス限定のチョコレートはいかが?
![La Maison du Chocolat の「星」](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/17122117541240422.6.jpg)
冬から春にかけて、フランスでは、聖二コラの日(12月6日)、クリスマス、年越しパーティ、復活祭と、チョコレートをプレゼントしたりされたり、また口にする機会も多くあります。
俄然張り切るのが、チョコレート専門店。冬でなくても、季節ごとのショーウィンドゥは凝ったものですが、特に12月のそれは、芸術の域に達している店が少なくありません。
ジェフ・ド・ブリュージュのクリスマス限定商品
![ジェフ・ド・ブリュージュのクリスマス限定商品](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/17122117541264622.9..jpg)
大抵の店ではクリスマス限定商品も準備されます。ここ数年よくプレゼントにもらうのが、Jeff de Bruges(ジェフ・ド・ブリュージュ)のチョコレートです。ブリュージュというと、ベルギーの観光地。中世の香りが漂うことで有名な町ですから、ベルギーの会社かと思われがちですが、本社があるのは、フランス国内。ただし、チョコレート製造のアトリエはベルギーだそうで、いわば二国をまたにかけた会社なのです。
今年のジェフ・ド・ブリュージュの、Les coffrets deNoël (レ・コフレ・ド・ノエル)と呼ばれるクリスマス用詰め合わせは、二段重ねの赤いボックス入り。
![Jeff de Bruges, Le serviteur sapins (29.6ユーロ)](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/17122117541277613.2..jpg)
また、白い陶器のお皿に、陶器のもみの木が立っている Le serviteur sapins(ル・セルヴィター・サパン)は、部屋に白い冬ムードを呼ぶ飾りにもなります。
最近よく見るマンディアン
![最近よく見るマンディアン](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/17122117541289331..jpg)
ところで最近よく目にするのが、マンディアンと呼ばれるチョコレート菓子です。ガナッシュや生チョコを用いるトリュフとは異なり、マンディアンは、ドライフルーツの乗っているチョコレートで、トリュフより日持ちするので、お土産にも最適です。
もともと、マンディアンというのは、托鉢修道士のことを指す単語で、キャトル・マンディアン(4つのマンディアン)であるヘーゼルナッツ、干しイチジク、アーモンド、干しブドウは、それぞれ、カルメル会、フランシスコ会、ドミニコ会、聖アウグスティヌス会を指すとされています。
そのため、ドライフルーツを乗せたチョコレートは、マンディアン・オ・ショコラと呼ばれるようになりました。
写真のマンディアンは、2017年に創業40周年を祝ったLa Maison du Chocolat(ラ・メゾン・デュ・ショコラ)のもの。パリのシャルル・ド・ゴール空港や、日本にも出店していますから、日本人にはかえってなじみのあるお店でしょう。
ラ・メゾン・デュ・ショコラのチョコレートの建築家
![ラ・メゾン・デュ・ショコラのチョコレートの建築家](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/1712211754137384.5..jpg)
ラ・メゾン・デュ・ショコラの最大の強みはなんといっても、M.O.F(国家最優秀職人賞)のタイトルをもつニコラ・クロワゾー(Nicolas Cloiseau)が専属であるということ。
3,4年に一度だけ開かれるコンクールで決まるM.O.Fは、レベルに達していないと合格者が出ないという狭き門。それを突破したニコラ・クロワゾーは、チョコレートの建築家と呼ばれるだけあって、クリスマスシーズンには、芸術作品のようなチョコレートを生み出しています。
![La Maison du Chocolat のクリスマス限定作品「星」7キロ、高さ68cm、1200ユーロ](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/newsreport/file_img/17122117541326874..jpg)
今年のテーマは、星の輝く夜。12の星型にレースのように細かな穴を開け、複雑に組み合わせて何層もの星を表現しています。金箔40枚を使っており、このまま美術館に展示したくなる出来栄えです。
冬はまだ始まったばかり。チョコレート店のショーウィンドゥは、今から春までが最も気合の入る季節。この季節フランスに立ち寄る方は、上の二店に限らず、チョコレート店の店先を忘れず覗いていってほしいものです。
ジェフ・ド・ブリュージュの店舗一覧はこちら
ラ・メゾン・デュ・ショコラの店舗一覧はこちら
(冠ゆき)
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。