「ヨーロッパ文化遺産の日2018」 フランス・パリでの見どころ

公開日 : 2018年09月10日
最終更新 :
筆者 : 冠ゆき
パリ南部にあるシャトーブリアンの家(Maison de Chateaubriand)©CG92 Willy Labre
パリ南部にあるシャトーブリアンの家(Maison de Chateaubriand)©CG92 Willy Labre

毎年、9月第三週末に開催されるイベント「ヨーロッパ文化遺産の日」は、フランスではかなりポピュラーな催しです。今年は、9月15日(土)~9月16日(日)にかけて開催されます。普段は公開されていない施設やモニュメントが公開され、企業の舞台裏や政府機関の見学ができたり、美術館の特別イベントを無料で楽しんだりできます。今年のテーマは「L’art du partage(分かち合いの技量)」。35回目の開催となる今年は、フランス全土から約17,000の施設やモニュメントが参加し、提供されるプログラムは二日間で26,000以上。この時期にフランスを訪れている方は、ぜひ立ち寄ってみてください。

パリと言えば、やっぱり「メトロ(RATP)」

パリと言えば、やっぱり「メトロ(RATP)」
パリ12区のRATP本社 - PCC L14 ©RATP - Bruno Marguerite

あまりにも見どころが多くて、どこを紹介するか悩みますが、やはり一番需要が多いと思われるパリとその近郊から紹介しましょう。いずれも、「ヨーロッパ文化遺産の日」ならではのスポットばかりです。

まず、パリと言えばメトロ。メトロを運営するのはRATP(エールアーテーペー)です。パリ12区にあるRATPの本社では、歴史あるバスでのパリ案内(同社サイトで事前登録要)のほか、9月15日(土)の9:30~11:00にかけて、パリの地下鉄の歴史を記録したショートフィルム三本の上映が予定されています。もちろん、視聴は無料です。

未来のエトワールを育む「パリ国立オペラ座バレエ学校」

未来のエトワールを育む「パリ国立オペラ座バレエ学校」
パリ国立オペラ座バレエ学校 ©Agathe Poupeney

パリ国立オペラ座バレエ学校は、パリの西方、ナンテールにあります。と言っても、パリ国立オペラ座の公演会場のひとつであるオペラ・ガルニエからは、RERに乗れば約10分の距離にすぎません。

パリ国立オペラ座バレエ学校の歴史は古く、ルイ14世の命による創立は、1713年にさかのぼります。ナンテールに移転したのは、1987年のことで、設計者はクリスチアン・ド・ポルザンパール(Christian De Portzamparc)。ニームのローマ文化博物館とその周辺を、妻エリザベットとともにデザインした建築家です。

パリ国立オペラ座バレエ学校では、事前の登録が必要となりますが、30分のガイド付きツアーの後、自由に学校内を見学して回ることができます。

100年前のフランスに出合える「ヴァンセンヌ城」

100年前のフランスに出合える「ヴァンセンヌ城」
ヴァンセンヌ Service historique de la Défense (SHD) ©SGACOM-E.RABOT

パリの東方にあるヴァンセンヌは、その森と城で有名な街ですが、大きな軍事基地があることでも知られています。実は、ヴァンセンヌ城には、国防史編纂部(Service historique de la Défense)、いわゆるフランス軍の本拠も置かれているのです。

「ヨーロッパ文化遺産の日」には、二日にわたり、城の見学のほか、資料室の公開、またジャズ音楽の披露や、講演会が行われます。加えて、今年は第一次世界大戦終結から100年目ということもあり、それにちなんだ展覧会のほか、当時の様子を再現するイベントも予定されています。

当時の様子を再現 - Service historique de la Défense (SHD) ©SGACOM-E.RABOT
当時の様子を再現 - Service historique de la Défense (SHD) ©SGACOM-E.RABOT

パリの中の「フィンランド大使館」と「ポーランド図書館」

パリの中の「フィンランド大使館」と「ポーランド図書館」
フィンランド大使館 ©DR

「ヨーロッパ」に注目するとすれば、パリでは、フィンランド大使館やポーランド図書館がこの日に一般公開されます。フィンランド大使館では、自由見学のほか、フィンランド人外交官とも話ができます。また、フィンランド旅行を考えている人向けに、観光情報も準備されています。

在パリ ポーランド図書館 ©Bibliothèque polonaise de Paris
在パリ ポーランド図書館 ©Bibliothèque polonaise de Paris

ポーランド図書館は、パリのセーヌ川に浮かぶサンルイ島にあります。ポーランド国外のポーランド文化施設としては最大の規模を誇るもので、ポーランドの誇りであるショパンや、19世紀を代表する詩人アダム・ミツキェヴィチにちなむ資料が多く揃っています。

いかがでしたか。ほかにも多くの施設やモニュメントが開放される9月第三週末。いろいろなイベントに参加して、フランス・パリでヨーロッパの文化遺産に触れてみてください。

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