都会を脱出!一人ドライブでアリゾナ、ニューメキシコへ(3)
~ ホワイトサンズからアルバカーキーの帰路まで
オールドメシーラから今度はラスクルーセスより東の70号線をひた走り、ホワイトサンズを目指す。途中ホワイトサンズの表示を見てうっかりエキジットを出てしまうが間違えた。ホワイトサンズは国定記念物であると同時に、White Sands Missile Range (ミサイル発射場)があり、私が下りてしまったのはその政府管轄のエントランスに向かうエキジットだったのだ。 日本人には観光地として有名なホワイトサンズでもアメリカ人には、「ミサイル発射場」のイメージも強いらしい。
ひきかえしてさらに1時間近く行くとようやく左側にそれらしき白砂が見えてくる。
ここでひとつ注意だが、ラスクルーセスからホワイトサンズへ向かうと、入り口のところに検問がある。ここはメキシコの国境が近いこともあり、アメリカ合衆国に合法的に滞在をしているか調べるものである。したがって、アメリカ国籍でないものは、合法に滞在をしていることを示すIDが必要で、パスポートあるいはグリーンカードを携帯しておかなくてはならない。(州発行のドライバーズライセンスだけでは認められない恐れがある)
ここを無事通過してから、適当なところでUターンをして反対側の公園口へ到着。入り口にはビジターセンターと売店があるので、トイレに休憩、地図を入手、そして飲み物を仕入れて車に戻る。
さて、DUNES DRIVEの入り口から入り、途中入園料(Monument entrance fee)を支払う。一人わずか3ドル。15歳以下は無料。しばらくすると両脇は白銀の別世界へ。車を止めて写真を撮りたくなるがもっと奥へ進んでからでもいい。
しばらくは、白砂に生息する植物群が続くが、未舗装道路にはいると一面白銀の世界となる。
雪山に出くわしたような光景なのに灼熱の太陽が照りつけ、対照的に空が青い。そして今も砂丘が少しづつ動いていることを示すかのように、砂塵も吹き付けてくる。
レンタカーだったので、結局白砂を歩かなかったが、皆裸足になり、砂山まで上る家族連れも多かった。実際、許可を取ればテントをはってキャンプもできるようだ。
この砂丘に生息する動植物は実に数百種類。植物はともかく、動くものではトカゲくらいしか見なかったが、実際はコヨーテ、キツネ、ウサギといった動物類も隠れているらしい。日中の暑いときにはあまり外に出てこないようだ。
観光ツアーだと限られた時間の中での滞在になってしまうが、個人で訪れた場合は、できることなら日没の美しいシルエットを拝める時間に散策することをおススメする。
気持ちよく終わるはずだった私の旅も、再び25号線を北上してアルバカーキに到着する前のSOCORROという街で、ポリスカーにつかまった。75マイルのところを93マイルで走っていたという。結局あとで罰金として94ドルのチェックを送ることになった。(減点ポイントもついているだろうな~)そのあとはノロノロ運転となり、ほかの車に追い越されたが、サンタフェ、アルバカーキー付近でも、ポリスに車を止められていた光景を結構みたので、飛ばしすぎには十分気をつけよう。
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