天空の離宮
比叡山麓に広がる 修学院離宮です。修学院離宮は、洛北にあります。
その広さは、東京ドーム12個分と言いますから・・・まさに 広大な敷地です。
修学院離宮は 江戸時代初期 後水尾上皇により14年の歳月をかけて
作られています。上・中・下の三つの離宮(御茶屋)と、そこにつながる
松の並木道 そして・・両側に 広がる田畑から成っています。
![s-P1230141.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/kyoto/2011/03/06/images/s-P1230141.jpg)
僕は何十年と京都に住んでいますが・・修学院離宮は この日で 二回目です。
この松並木の参道は 何回見ても 不思議な参道です。
この松の並木道が 上・中・下 三つの離宮を つないでいます。
盆栽の松が 並木道に なっている様な 不思議な世界です。
背の低い松ですが・・樹齢は 350年を 超えていると聞きました。
この道は、馬車が通れる程の道で・・・・御馬車通りとも 呼ばれているそうです。
松の並木道の両側には 棚田の田園風景が 広がっています。
![s-P1230159.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/kyoto/2011/03/06/images/s-P1230159.jpg)
↓ 浴龍池(よくりゅうち)の風景です。
ここからの風景は、遠くの北山の連峰や 雲さえも 低い位置に見えて・・・・
空に浮かぶ空中庭園にも 見え・・・京都の町が 庭の様に広がっています。
![s-P1230175.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/kyoto/2011/03/06/images/s-P1230175.jpg)
まさに究極の借景庭園の景観とも言えますね。
さすが14年の歳月をかけて 完成した庭園です。
池には 比叡山麓の山々と 青い空が 映っていました。
![s-P1230195.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/kyoto/images/s-P1230195.jpg)
青い空から 射し込む 太陽の光りが 眩しかったです。
![s-P1230181.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/kyoto/images/s-P1230181.jpg)
修学院離宮は 宮内庁管轄で 事前に宮内庁に申し込みが必要な所です。
(参観料は無料です。)
http://sankan.kunaicho.go.jp/guide/shugakuin.html
参観コースは 約3km程あり、宮内庁ガイドの方に 案内して頂きながら
進んで行きます。時間は 1時間半程です。
![s-P1230186.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/kyoto/images/s-P1230186.jpg)
僕は 午後の部に行きましたが 1グループは 30名ほどの団体でした。
宮内庁のガイドの方に聞くと、参観は 一日に 日本人200人 外国人50人の方々が
時間ごとの グループに 分かれて 回るとの事でした。
今の時期は 予約で申し込みが出来ましたが・・紅葉の頃は 抽選になるそうです。
![s-P1230217.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/kyoto/images/s-P1230217.jpg)
浴龍池は、比叡山麓から流れる 谷川を せき止めて 造られた池です。
空に とても 近い庭園・・・・・・そんな形容も 浮んで来ます。
![s-P1230205.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/kyoto/2011/03/06/images/s-P1230205.jpg)
修学院離宮の庭園は もみじの木が 多いです。
今は落葉していましたが これから 新芽が芽吹き 青もみじの季節へと
移って行きます。
![s-P1230184.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/kyoto/images/s-P1230184.jpg)
洛北の比叡山麓には・・・・・・・・天空の城ラピュタを 思わせる
天空に続く離宮・・・・・・・修学院離宮の世界が 広がっていました。
![s-P1230194.jpg](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/kyoto/images/s-P1230194.jpg)
![](https://static.arukikata.co.jp/data/profile/11000/10055/20221012_102650_5874ba3a_w320.jpg)
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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