山鉾の巡行順にはワケがある!‐祇園祭 2010‐

公開日 : 2010年07月04日
最終更新 :
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後祭の巡行順はくじ取らずの3基の山を除く残り6基の山のくじ取りで単純に決まるのですが、先祭の巡行順はくじ取りのみによってまったくフリーに順番が決まるのではなく、そこには3つのルールがあったのです。つまり…

1.巡行の9番目と13番目と17番目は菊水鉾、鶏鉾、月鉾だけが入れる位置で、くじ取りで決める

2.くじ取らずの最後の3基の山鉾以外は「囃し方が乗る(大型の)鉾1基+舁き山3基(または舁き山2基と傘鉾1基)」の4基で巡行列の1ユニットとする

3.7番目と15番目は綾傘鉾と四条傘鉾だけの定位置で、くじ取りで決める

このルールの理由はただ一つ、巡行を美しく見せるため、ということだと思います。大きな山や鉾が連続したり、舁き山だけが延々と連なったのでやはり美しくないですよね。ここまで計算していたとは気が付かず、特派員として?勉強不足でした。こんな話、見物の参考になるでしょうか?マニアックな話題ですみませんm(_ _)m

《参考》 ※ 太字はくじ取らず

○先祭(巡行日が元から17日の巡行列)

1. 長刀鉾

2. 孟宗山

3. 木賊(とくさ)山

4. 油天神山

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5. 函谷(かんこ)鉾

6. 霰天神山

7. 四条傘鉾

8. 太子山

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9. 菊水鉾

10. 伯牙山

11. 山伏山

12. 郭巨(かっきょ)山

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13. 鶏鉾

14. 白楽天山

15. 綾傘鉾

16. 蟷螂(とうろう)山

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17. 月鉾

18. 占出(うらで)山

19. 芦刈山

20. 保昌(ほうしょう)山

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21. 放下(ほうか)鉾

22. 岩戸山

23. 船鉾

○後祭(巡行日が元24日の巡行列。24日は現在、花傘巡行が行われる)

24. 北観音山

25. 橋弁慶山

26. 役行者(えんのぎょうじゃ)山

27. 八幡山

28. 黒主山

29. 鈴鹿山

30. 浄妙山

31. 鯉山

32. 南観音山

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