芝大神宮例大祭「だらだら祭り」 2009
秋祭りのシーズン到来。
みなさんのご近所でも提灯の灯りや、
祭りのポスターなどが目に付いてる頃ではないでしょうか。
今週末あたりは都内各地で数多くの例大祭が予定されているので、
熱気ムンムン(←死語?)の東京となりそうな予感です。
そんな中、今回は比較的早く始まったお祭りを覗いてきました。
芝大神宮「だらだら祭り」
↑芝大神宮は今年で1004年の歴史を持ち、
東京十社の一つに数えられております。
↑「芝大神宮の狛犬」と、お百度参りの「百度石」。
↑芝大神宮の主祭神。
食物の神様である豊受大神(トヨウケノオオカミ)、
天照大御神(アマテラスオオミカミ)の姿を見ることができます。
また、芝大神宮のだらだら祭りは別名で
「生姜祭」とも呼ばれております。
約1000年前の芝大神宮周辺には、生姜の畑がたくさんあったそうで、
訪れる参拝者に売るようになったことから由来されているようです。
芝大神宮の生姜を食べれば風邪をひかないと言われており、
現在もお祭りでは生の生姜や生姜湯など、
生姜にまつわる商品が売られています。
そしてもう1つ有名なものが千木箱(ちぎばこ)。
三段重ねの小さな箱の中には大豆が入っており、
これをタンスの中にしまっておくと、
女性の洋服が増えるという言い伝えがあるそうです。
そしてそして、芝大神宮といえば忘れてはならない
”め組の喧嘩”
〜〜〜 ”め組の喧嘩”説 〜〜〜
”め組み”(火消しのトビ職人)が相撲を観に行った際に、
支払いがらみで”力士”と争いになった。
この騒ぎで”め組”が半鐘(火事が発生した時に鳴らす鐘)
を鳴らしたため、火事だと思った仲間も集まりだし、
大喧嘩になりました。
この騒ぎで大岡越前が裁きに入ると、
「いずれも悪くない、自然に鳴り出した半鐘が悪い」
と、粋なはからいで喧嘩を丸くおさめ、
半鐘が三宅島へ遠島になりました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜**〜
この”め組の喧嘩”が舞台となった場所が芝大神宮という訳です。
歌舞伎でも上演されるほど有名となりました。
↑現在、遠島になった半鐘は芝大神宮へ戻され、
お祭りでみることができます。
さてさて。
この「だらだら祭り」の由来ですが
思わずプッと笑っちゃうような面白い名前ですけど、
祭りの開催期間を聞いたら納得。
開催期間:2009/09/11(金)〜2009/9/21(月・祝)
通常のお祭りは、だいたい3日間くらいかと思いますが、
だらだら祭りに限っては、11日間も祭りが続くわけです・・・。
長すぎ。
当時、この時期の長雨と長い期間開催される祭りにちなんで、
江戸っ子たちが「だらだら祭り」と名付けたんだそうな。
個人的にお祭りといえば、
2日間でもくったくたですが・・・
11日間ですよっ ( ̄▽ ̄|||)
たまりませんよね・・・
楽しそうで。(←そっち?)
しかし結局は11日間もの間ずっとお祭り騒ぎしているわけではなく、
一番盛り上がるのは、やはり19日、20日の今週末のようです。
今年は本祭りということで、約20基の神輿渡御が行われ、
屋台なども出て賑わうようです。
東京で最も長いお祭り
皆様も遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
◆芝大神宮ホームページ
◆だらだら祭りの祭事日程
【開催期間】2009/09/11(金)〜2009/9/21(月・祝)
【時間】9:00〜18:00
【場所】芝大神宮
【TEL】03-3431-4802
【住所】東京都港区芝大門12-7
JR山手線・京浜東北線/「浜松町」北口徒歩5分
都営地下鉄浅草線・大江戸線/「大門」A6出口 徒歩1分
都営地下鉄三田線/「御成門」徒歩5分
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