絵本『虫歯兄弟〜カリウスとバクトゥス』

公開日 : 2010年04月08日
最終更新 :

ノルウェーには、ほぼ全てのノルウェー人が子どもの頃に読むと言われている絵本『虫歯兄弟〜カリウスとバクトゥス』(Karius og Baktus)があります。イェンスという男の子の歯に住み着いてる、ばい菌兄弟カリウスとバクトゥスのお話です。

ストーリー

歯磨きをせずに、歯が痛くて悩むイェンス。

甘いものばかり食べるイェンスの歯で自由気ままに暮らす兄弟。

そこで、とうとう歯医者に行く決心をしたイェンス。

虫歯兄弟はどうなってしまうのか・・・?

 トルビョルン・エグネル(Thorbjørn Egner)はノルウェーの代表的な絵本・童謡の父。「ノルウェーの子どもの本や歌といえば?」と聞くと、誰もが彼の名前を最初に挙げます。

 『虫歯兄弟〜カリウスとバクトゥス』は、ノルウェーだけではなく世界中で大ヒット。何十カ国もの言葉に翻訳されています。ただ、日本語版がネットで探しても見つからず・・・。ないのでしょうか?

 この絵本のすごいところは、読んだ後に「歯磨きしないとカリウスとバクトゥスがお家(虫歯)を作っちゃう!怖い!!」と、子どもに虫歯の恐怖心を見事に植えつけることです。場合によっては、「カリウスとバクトゥスはどこに行っちゃったの?かわいそう〜」と最後に同情してしまう子もいるようですが。

歯磨きの大切さと虫歯の恐ろしさを、ここまで上手に子どもに教える絵本は他にあまりないのではないでしょうか。何年経っても、多くの国の親、学校や歯医者から絶大な支持を受けています。

 とても素晴らしい作品なので、日本でもっと広まってほしいものです。

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