ノルウェー民族楽器、自然を連想させる音
以前、民族楽器のハルダンゲル・フィドルのご紹介をしましたが、今回はほかのノルウェーの民族楽器を簡単にご紹介したいと思います。
Tussefløyte(トュッセフルイテ、英訳 Pixie flute)。
リコーダーの一種。他にTyskefløyte(ドイツフルート)やSjøfløyte(シーフルート)と呼ばれることもあるようで、起源はドイツからで、時代とともに名前も変化していったようです。
You Tubeにて試聴はこちら。
Bukkehorn(ブッケホーン)。別名Ram-horn(ラムホーン)。
羊や山羊の角でできている大きな笛のようなもので、牛飼いが夏に高山で使っていたそうです。You Tubeにて試聴はこちら。→ノルウェーの海賊ヴァイキングの音楽として紹介されています。
Langeleik(ランゲレイク)、ノルウェー・ツィター。
撥弦楽器の一種。
1524年の最古のものがノルウェーのVardalsåsenという所で発見されています。
You Tubeにて試聴はこちら。
Munnharpe(ムンハルプ)、口琴。
ゴムがビョーンビョ−ンと伸びたような音が特徴的です。
ノルウェーの有名な口琴の担い手としてBjørgulv StraumeやHallgrim Berg(You Tube解説→2008年口琴祭、本人による演奏)が挙げられます。
こちらのYou Tubeで色々なタイプの口琴の写真を見ながら試聴可能。
Lur(ルール)。ホルン。
木製のものと青銅器のものがあります。青銅器時代には使われており、また海賊のヴァイキングが他の舟とのコミュニケーションをとる為や、敵を驚かす為に使用したとも言われています。また、デンマークやスウェーデンなどでも発見されています。You Tubeにて試聴はこちら。→ヴァイキングの音楽として紹介されています。
最近、日本では「北欧」がブームですが、民族楽器などについては、私もほとんど話しに聞いたことがなかったので、こんなに色々とあるのだなと驚きました。全ての楽器の音が「自然」を利用して作りだされているところがノルウェー人らしいなと思います。
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