ラスベガスの無料アトラクション:フリーモントストリートエクスペリエンス
のことを書いたのですが、「フリーモントストリートって何?」という方も多かったかもしれませんね。
今日は初心に帰ってフリーモントストリートのご紹介です。
もともとラスベガスの歴史はストリップより北に位置するダウンタウンから始まっています。
このダウンタウンエリアには、昔ながらの、そしていろいろな歴史を背負った小さなカジノホテルがいくつもあるのですが、
ストリップ沿いにホテルがいくつもオープンし始めると、それに反比例するかのようにこのエリアは寂れてしまったようです。
そんなダウンタウンのてこ入れのために取り入れられたアイディアが、「アーケードでの電飾ショー」。
1995年に巨額の予算を投じて「フリーモント・ストリート・エクスペリエンス」の登場となりました。
小さなホテルが両側に立ち並ぶ道路、「フリーモントストリート」から車をシャットアウトして、
完全な歩行者天国としたうえに屋根をつけて、その屋根を巨大スクリーンとして映像を写しだす。
という大胆なエンターテイメントの開発です。
当時は屋根一面に取り付けられた電球が映像を作りだしていたわけですが、
今ではLED(発光ダイオード)が取って変わり、より細やかで鮮やかな映像が映し出され、
毎晩ここに来る人々を楽しませています。
天井に繰り広げられるこの「光と音の映像ショー」はもちろん無料で、1回の上映は8分ほど。
毎日、日没から深夜12:00までほぼ1時間ごとに違うショーが上映されます。
(同じショーが2回上映されることもありますが)
ちなみに今月フューチャーされているのは、QueenやKISSのトリビュート。
頭上一面に広がって縦横無尽に動き回る映像と音楽は、やはりインパクト絶大です。
一緒に歌いだす人や、踊りだす人、ひたすら携帯で写真を撮る人・・・反応は様々ですが、
とにかくみんな楽しんじゃっていることが一目瞭然。
また最近は、この映像ショー以外にも、季節によってライブバンドなどのステージが
行なわれていることも多くなりましたので、
時間があったらふらっとでかけてみるのも面白いかと思います。
このストリート沿いのカジノホテルは入ったとたんに、「古~い」香りがするところも多くて、
ストリップの豪華絢爛な空気とはまったく正反対の香りを楽しむのも面白いかもしれませんね。
(ほんとにカジノに入ったとたんに感じる「ニオイ」が違うんですよ)
今では「フリーモント・ストリート・エクスペリエンス」は
ラスベガスにはなくてはならないアトラクションというだけではなく、
大晦日や独立記念日などの一大イベントや、
プライベートのエンターテイメント&イベント会場としても大活躍するようになりました。
このフリーモント・ストリート・エクスペリエンス は各ホテルから約20-30分、
ストリップを通っているバスに乗っていくこともできますが、
バスを使う場合は充分時間に余裕を持って出かけていただいた方がいいかもしれません。
普通バスも急行バスも道路の状況によっては予想以上に時間がかかってしまいます。
普通バス(Duce)・急行バス(Gold Line)**のどちらでも行くことができます。
**急行バスは当初ACEという名前だったのですが、現在はGold Lineという名前に変わっています。
最後に、フリーモント・ストリートエクスペリエンス内は観光客の方が多いため、セキュリティも常駐していますが、
一歩離れると、この付近は特に夜間は安全とは言い切れないエリアですので、その点もどうぞお忘れなく。
Fremont Street Experience
10月のスケジュール:
19:00/20:00/21:00/22:00/23:00/(23:59)
*23:59の回は特定の日のみ
*スケジュールは毎月変わり、また当日予告なく中止されることもあります。
インタラクティブマップは*こちらから*
筆者
アメリカ・ネバダ州特派員
石川 葉子
ラスベガスに来て20年ちょっと。ローカルツアーオペレーター出身のフリーランスライターです。
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